こんにちは、ドッグラン付きキャンプ場「やまてらす-FUJIWARA OUTDOOR LIVING-」です。

今回は2019年に発売、2021年には新色が登場したDODの「ヤドカリテント」を設営・レビューしたいと思います。

名前の通りヤドカリのようなユニークな形状ですが、設営や使用感に影響はあるのでしょうか。

さっそく収納した状態から見ていきましょう。

「ヤドカリテント」の同梱内容をチェック




こちらは付属の収納用キャリーバッグ。DODのウサギさんマークがどーんと入っていてかわいいですよね。

収納時のサイズは幅70cm × 奥行32cm × 高さ32cm(約)となっています。

重さは15.7kg(約)。

成人男性なら持てなくはないですが、やはりキャリーワゴンなどがないと、運ぶ際は大変そうです。




キャリーバッグを含めた、すべてのパーツは以下の通りです。

・フライシート

・インナーテント

・ポール

・ロープ×12本(うち8本はテントに取り付け済)

・ペグ×19本

・ポール用バッグ

・ペグ用バッグ

・タイベルト×2本(写真では1本になっております)

・キャリーバッグ

それでは早速設営してみましょう。

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設営スタート

インナーテントを設営

まずはインナーテントを広げます。

続いて各角にペグを打ち込みます。




今回の付属されているペグは、「ネイルペグ」という先端がねじ切りされているもの。プラスチック部分持って反時計周りに回すと、まるでネジを外すようにすんなり抜くことができます。

ちなみにテントに付属されているペグはスチールペグが多く、すぐに変形したり、設営後に風などで引っ張られて抜けたりする印象が強いですよね。ですが、このネイルペグなら心配なさそうです!




ペグの打ち込みが終わったら、次はインナーテントの上にフライシートを被せます。




フライシートは八角形になっていて、一見すると正面が分かりにくいかもしれません。しかし、シートの先端にある2本の赤いベルトが目印になっていて簡単に正しい向きに重ねることができます。こういった細かい配慮が嬉しいポイントですね。




フライシートはインナーシートの面を合わせ、打ち込んだペグのところに同じ黒いベルト部分を引っ掛けます。




フライシートとシートの固定が終わったら、次は付属品のポールを組み立てます。




ヤドカリテントはワンポールテントタイプなので、柱になるポールをインナーテントに中に差し込みます。




差し込んだらポールを持ち上げ、インナーテントの中でポールを立てます。




無事にテントが立ち上がったら、フライシートに取り付けてあるロープをそれぞれペグで固定します。




フライシートの黒いラインの部分にファスナーが付いているので、ファスナーを開きサイドにウォールをまとめれば、入り口ができます。

ちなみにテントには高さがあるため、一番上までファスナーを開ける場合には、柱となっているポールを傾けるか、踏み台を用意する必要があります。




この時点で一般的なワンポールテントとして十分に使えそうです。

ヤドカリテントを設営

そしてここからはヤドカリ状態になるよう設営していきます。

ここで注意点があります。ヤドカリテントのフォルムを形成するには、別途付属品以外のポールが必要になります。

そこで今回使用するのが、DODの「ビッグタープポール」。




こちらは1本から販売されており、今回は4本使用しました。




サイズは直径2.8cm × 長さ254cm(約)。重さは1kg(約)。材質はアルミ合金なので軽量です。

1本のポールは5本短いポールを繋ぎ合わせるようになっており、50cm 刻みで長さが調整できます。5本すべて繋げば、254㎝(約)、3本だけ繋げば150cm(約)といった具合です。




2本はそのまま254cm の高さで組み、残り2本は150cm になるように3本で組んでいきます。




2本の長いポールを、それぞれフライシート正面の赤いベルト部分にある金具のリングに先端を通し、一緒にロープを掛けます。




両サイドの黒いラインの先端にも同様のリングがあるので、そこには短いポールを通し、ロープを掛けます。

すべてのポールを立てると、正面とサイドウォールが跳ね上がり、タープの役割になります。




後ろにもポールを立てることで、テントの前後で換気が可能になります。




フライシートの上部にはベンチレーターがあり、こちらからも換気ができます。




インナーテントには正面右端に小さなファスナーがあります。電源付サイトでは、こちらからケーブルを通しましょう。




テント内には小さいポケットがあり、スマートフォンや小物などを入れられるポケットがあって便利です。




後方のサイドドアは左右についており、フロントドアと併せて全部で3つの出入り口が確保されています。またメッシュ窓としても使用できるので、夏でも涼しく過ごせるのが嬉しいですね。




ドア上部のフックには小さいランタンなどを引っ掛けることができます。