利用中のパンク被害は誰の負担になる?

レンタカーを借りる際、気をつけておきたいのが保険のプランです。多くのレンタカー会社では、補償内容の異なるプランを複数用意しており、しっかり確認しておかないと、思わぬ形で請求を受けてしまうことも考えられます。

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「出発してから1時間も経たずに、タイヤがパンクしてしまったことがあります。すぐにレンタカー会社に連絡をして、レッカーを呼んでもらったのですが、おそらくタイヤ交換が必要とのことで、費用を負担するよう言われました。

結局、タイヤ交換代として1万5,000円ほど請求され、さらに休業補償として5万円を支払うことになり、予定も台無しで最悪な気分でした」(40代男性)

多くのレンタカー会社では、パンク時にタイヤ交換が必要になった場合の費用は借主側の負担となります。

会社によっては、パンク時の費用を補償する保険プランを用意しているケースもありますので、契約時には内容をきっちり把握しておきたいところです。

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運転に慣れてない友達が「運転したい」と言い出して…

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さらに、休業補償が「仲違いの原因」になってしまったというケースも。

「4人でレンタカーを借りていて、一応全員免許は持っていたので、借りるときに全員が運転できるように登録していたんです。実際に運転するのは普段から乗り慣れている2人だけでしたが、これはもともと『それが一番安全』と皆で同意していたんです。

ですが最終日に、運転していなかった1人が『せっかくだし少しは運転したい』と言い出して、お金を出し合っている以上強く反対するわけにもいかず、運転を任せることになり……案の定というか、左折時にポールを巻き込んでしまったんです。

怪我はなく、自走も可能でしたが、休業補償として2万円を請求され、全員でワリカンになりました。皆、精算から解散するまで終始無言で、『運転させなければ……』と不穏な空気に包まれていましたね」(30代男性)

事故や故障の際の休業補償(ノンオペレーションチャージ)は、通常「自走可能な場合は2万円、自走不可の場合は5万円」が相場ですが、多くの会社ではこれを免除できる補償プランを用意しています。

レンタカーを利用する際には、保険の補償範囲をよく確認し、万一の際に備えておくことが望ましいでしょう。

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