車を所有していなくても、気軽に車を借りられるレンタカーは、お出かけの強い味方です。一方で、運転に慣れていない人が借りることも多く、利用中に「思わぬトラブル」が生じるケースも。

今回は、レンタカーの利用に際して、思わぬ失敗やトラブルに巻き込まれたというユーザーの話を聞きました。

節約のために下のクラスを予約したら……

レンタカーを借りる際、悩みの種となるのが「クラスの選択」でしょう。広い車や性能のよい車は料金が高く、費用を抑えようとすれば少なからず「我慢」を強いられることになります。なかには「コストを重視しすぎて後悔した」という話も。

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「大学のサークルで、同期の男子6人で旅行に行くことにしたんです。せっかくなので1台に全員乗って行こうという話になり、レンタカーでミニバンを探したのですが、ステップワゴンなどのクラスは料金が高くて……シエンタのクラスであれば1日5,000円以上安く済むので、『まぁ7人乗りだし大丈夫だろう』と予約したんですね。

結果、大の大人が6人乗るには狭くて、とくに3列目からはつねにブーイングでした。東京から長野まで行ったのですが、1時間ごとに3列目はジャンケンで交代して……荷物も後ろに乗りきらず、席に座りながら抱えるような状態でしたね。

上り坂もかなりアクセルを踏まないといけなくて、素直にもう1つ上のクラスにしておくべきだったと後悔しました」(20代男性)

レンタカーに限らず、自動車の「乗車定員」は、「実際に快適に座れる人数」を意味しているのではありません。

3列目までゆったり座りたい場合には、ステップワゴンなどミドルサイズ以上のミニバンを借りるようにするとよいでしょう。

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給油口が開かない…?返却直前に焦るハメに

「レンタカーあるある」として、「給油口の位置を間違えてしまう」という話をよく耳にします。普段自分の車に慣れている人ほど、位置が違う車に乗ったときに間違えやすいのかもしれません。

さらに、給油口をめぐって次のようなトラブルも聞かれました。

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「返却前にガソリンを入れようとスタンドに寄ったのですが、運転席の給油口レバーを何度引いても、給油口が開かないんです。店員さんに見てもらうと『これ、壊れていますね』と言われました。

結局、店員さんに給油口を押さえてもらいながらレバーを引いたら開いて、無事給油はできたのですが……返却時、レンタカー屋の店員さんに壊れていることを伝えると、『あぁ、そうですか』とつれない返事が返ってきました。

余計なお世話ですけど、『ちゃんと直すのかな』とか『次に借りる人も同じ目に遭うのでは』と考えてしまいました」(30代女性)

レンタカーの車両状態はさまざまであり、望ましい整備状況が保たれているとは言えないケースもあるようです。

車両の不具合が大きなトラブルにつながることもありますので、レンタカーを借りる際には出発前に車両状態をよく確認し、異常があればすぐに店舗スタッフに報告するようにしましょう。

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