クルマ好きなら一度は夢見る?「我が子へクルマの、できれば愛車の名前をつけたい」という願望。

もちろん人名としてありえない車名の愛車なら仕方ありませんが、それなら割と好きなクルマで人の名前に使えそうな車名はないかと探してみるのもまた一興です。

今回は日産から「子供につけられそうな名前の日産車」をチョイスしてみましたが、優雅な名前が多いだけに、代表して3台を紹介します。

セレナ(せれな、瀬令奈など)

目指せ宝塚歌劇団(アリアも)

日産 セレナ(5代目・現行モデル)

現行の5代目C27は2016年デビューで、ライバルのトヨタ ノア/ヴォクシーやホンダ ステップワゴンは2022年に相次ぎモデルチェンジ、公式サイトでは生産上の都合で用意できるグレードなどが限られると表示され(2022年8月18日現在)モデルチェンジ秒読みのセレナ。

日本人の人名としても使いやすい名前で、プロゴルファーの青木 瀬令奈、アイドル歌手の上月せれな、さらに宝塚歌劇団でも麻夏せれな(82期生)、愛水せれ奈(91期生)など、元タカラジェンヌにも「セレナ」がいます。

当てる漢字も星や宇宙に関係ありそうな「星玲奈」、世界レベルで美しい女の子になりそうな「世麗奈」など、名前の由来を日産 セレナに求めたとしても、後から由来を聞かれた時に、いかにもな説明ができそうなのも魅力です。

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サクラ(さくら、咲良など)

腹違いでフーテンの兄がいたりして?

日産 サクラ

古くはシルビア(3代目S110)の海外名、最近では三菱との合弁会社NMKVで開発した人気の軽EVとして広く知られるようになった車名の「サクラ」。

(正式ではないものの)事実上の国花である「桜」を思わせ、昔から日本人の人名としてもポピュラーで、女優の吉柳 咲良のほか、アイドルの吉乃 さくらや遠藤 さくら、女子競輪選手の山本  さくらなど、ひらがなのままで本名や芸名に使われている例は多数あります。

しかし、筆者(1974年生)など昭和育ちにとって印象深い「サクラ」は、TVドラマ&映画「男はつらいよ」シリーズに登場する主人公・フーテンの寅さん(車 寅次郎)の妹、車 さくらでしょうか。 

腹違いの兄に振り回される健気な妹というイメージもありますが、実は松竹歌劇団を目指していた過去もあったりと、何か「セレナ」と通じるイメージで、日産の商標(車名)担当者はなかなかセンスがよさそうに思えます。