フェンウィックといえば、アメリカを代表するロッドブランドです。
1980年前後にリリースされた豊富なラインナップで、バス釣りを覚えた人は多いでしょう。
現行のフェンウィックには、当時のデザインを彷彿とさせるデザインを施した、カームウォーターシリーズが用意されています。
いったいどんなスペックに仕上がっているのか、実釣インプレをご紹介しましょう。
フェンウィックのカームウォーターシリーズとは
フェンウィックのカームウォーターシリーズとは、徹底したショートレングスによる取り回しのしやすさと、オールドテイストを追求したバス釣り用ベイトロッドのことです。
グラス素材をブランクスに活かしたグラスモデル6機種と、カーボン素材を採用しているグラファイトモデル4機種から選べるようになっています。
最長で5.6ft=168cmなので、オーバーヘッドキャストはもちろん、サイドハンドやバックハンドキャスト繰り出しやすいのが特徴です。
それらをシングルハンドル、つまり両手を添えずに片手でおこなえるように、独特なグリップデザインに設計されています。
まさにこの部分が1980年代のオールドテイストそのもので、トップウォーターフリークたちがこのシリーズに執着する理由でもあります。
ブランクスのカラーバリエーションも豊富で美しく、長く使いたくなる要素に満ち溢れています。
この中から、実際に使ってみたロッドをピックアップしてみましょう。
●フェンウィック・カームウォーターCW54CLJ
グラス素材で出来ているベイトロッドで、全長は163cmと、やや短めに設計されています。
アキュラシー精度の高いキャストを繰り出せますし、着水音を抑えたアプローチもやりやすい印象です。
適合するモノフィラメントラインは、8lbから20lbまで。
適合するルアーウエイトは、7gから18gまでです。
ウエイトはグリップも含めて、242g。
Lパワーブランクスで、メーカー希望販売価格は37,000円です。
8g前後のポッパーをラインに結んで、オーバーハングの奥へ送り込んでバイトを取るのに適しています。
ロッドワークを実施しても、さほどポッパーが移動しないのが嬉しいです。
美しいベンディングカーブを描いてバスからの負荷に耐えてくれるので、バラシを抑えてランディングに持ち込めるでしょう。
ガイドにラインが絡まりにくいのも、大きなメリットです。
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グラス素材のフェンウィック・カームウォーターシリーズ!
●フェンウィック・カームウォーターCW56CMLJ
グラス素材でMLパワーを保持しているブランクスを採用したモデルです。
全長は168cmで、ウエイトは245gになります。
適合するルアーウエイトは、7gから21gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから20lbまで。
1ピース構造でグリップ着脱式は、他のモデルと同じです。
メーカー希望販売価格は、38,000円となります。
水の抵抗がかかりやすいダーターやスイッシャーなどを、自在に使いこなしたい人に使ってもらいたい1本です。
キャストフィールは良好で、曲がってからの復元スピードも早め。
さまざまなシチュエーションで操作しやすい1本といえるでしょう。