「あの海、今年はどんな感じかなぁ…」、「夏はどこに行こうかなぁ…」と考えているダイバーの皆さまへ、全国各地のガイドたちが今シーズンの現地の海情報を提供!

今回は、鹿児島県鹿児島市にダイビングショップを構える「ダイビングショップSB」のスタッフ・射手園芽(いてぞのめい)氏にお話を伺った。

編集部

早速ですが、お薦めの海はどこでしょうか。

射手園氏

鹿児島県本土の南さつまと錦江湾(きんこうわん)(鹿児島湾)です!

南さつまについて

編集部

まず南さつまから、最近の海の様子を教えていただけますか?

射手園氏

東シナ海側の南さつまでは例年より黒潮(対馬暖流)が当たり、水温も透明度も高い日が続いています。

編集部

透明度が高いのは嬉しいですね!水温が高いと魚たちにも変化がありますか?

射手園氏

ウロコマツカサの群れや、キビナゴの群れにハガツオやブリの群れなど回遊魚も多いです。7月から8月はサンゴの産卵や生態もご案内しています!

宇宙空間のようなシコロサンゴの放精

浅場で見られる可愛いマツバギンポ

錦江湾(鹿児島湾)について

編集部

次に錦江湾についても教えてください。

射手園氏

鹿児島県本土の中心に位置する「桜島」の麓にある錦江湾では、例年8月下旬頃からタコクラゲが例年発生します。今年は水温が高いので、タコクラゲの発生も順調ではないかと思っています。

幻想的な錦江湾のタコクラゲ

編集部

このタコクラゲを私もまだ見たことがなくて、ぜひ見てみたいんです!錦江湾にはタコクラゲ以外にも見どころはありますか?

射手園氏

はい。タコクラゲ以外にも、溶岩エリアでは夏から秋にかけてアカオビハナダイのオスの群れが見頃になりますよ。

夏のアカオビハナダイの群れ

編集部

鮮やかな赤い模様が特徴のアカオビハナダイですね!ゲストはフォト派の方がやはり多いですか?

射手園氏

フォト派だけでなく初心者ダイバーも多く、レベルに分かれてスタッフがサポートいたします!また、最近は関西、関東からお越しの方は、ダイビング後に新幹線で帰られる方が多くなりました。飛行機に乗らず気軽に帰れる鹿児島県本土の海でお待ちしております!

編集部

黒潮が当たっている南さつまと、夏の風物詩である錦江湾のタコクラゲをぜひたくさんの人に見に来てほしいですね!射手園さん、ありがとうございました!

ダイビング後に新幹線で帰れるというアクセスの良さは嬉しいポイント。魅力たっぷりの鹿児島県本土の海に、今夏行ってみてはいかがだろうか。

協力:ダイビングショップSB
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