水はねや泥はね運転の被害を受けたらどうすればいい?

歩行者として歩いている際に、クルマが巻き上げた汚水を浴びて、服が汚れた等の被害を受けた場合にはどうすればいいのでしょうか。実際に、水はねが起きた事実を克明に映しているものがあれば、動かぬ証拠になり、運転者へ損害賠償請求(クリーニング代等)を行うことは可能です。

しかし、自分が水を被る瞬間をスマホなどで動画撮影するのは非常に難しいでしょう。

まずは、加害行為を行ったクルマのナンバー、色、車種等をメモし、写真などを取れればベストです。被害を受けた物をもって警察へ相談しましょう。

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ただし、これで車を特定しても、車の所有者が当該行為を認めなかった場合、その後の対応は、かなり厳しくなります。結果として、被害を受けたのに泣き寝入りというケースも多いのが実情です。

また、水はねの被害は、歩行者に限ったものではありません。対向車へ並走車として走っていた際に、隣のクルマが巻き上げた水で前方が見えなくなり、事故を起こしたなどという場合、事故原因の水はねを行ったドライバーは、違法行為を行ったことになります。

この事故の様子を記録した、ドライブレコーダーの映像などがあれば、それが決め手となり、水はね運転に対する検挙や損害賠償請求を行い、認められるというケースもあります。

ドライバーとしては、歩行者や他のクルマを危険な目に遭わせないよう、水はね等を起こさないように十分注意して運転することが必要です。普段走行する道路では、水たまりが起きやすい箇所を確認しておくなど、雨の日の運転に備え、準備を行っておきましょう。

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