見た目以上に過酷な試合環境
8m×8mのマット上で試合を行うブラジリアン柔術と違い、カージツは大人5人が座って一杯になる広さの車内で行なわれます。
当然マットよりも車内のほうが狭く、ハンドルやセンターコンソールと言った障害物があるため、柔術の試合を行えるような環境ではありません。
車内ならではの戦略性が魅力
試合中は窓ガラスが開放されているものの、車内で大人二人が激しく動き回れば酸素はどんどん薄くなります。試合時間が経過するにつれて過酷さは徐々に増していくでしょう。
そういった環境の変化をふまえたペース配分や、車内のギミックをいかに活用するかといった従来の競技にはない戦略性が、カージツの人気に拍車をかける一因になっているのかもしれません。
不用意に真似をするのは危険
ここまでカージツについて解説してきましたが、車内でこういった行為をすると車の内外装は傷ついてしまいます。
また、カージツはあくまで格闘技。十分な知識を持たない方が面白半分で真似をするのは怪我につながるため大変危険です。
日本でカージツの試合を見られる日はまだまだ先になるでしょう。