2つを組み合わせた車種も
一部の車種では、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを組み合わせる「ツインチャージャー」を採用しているものもあります。
国産車では1989年に日産が「マーチ」にツインチャージャーを採用したグレード「スーパーターボ」を発売しました。
ツインチャージャーは、ターボチャージャーが苦手とする低回転域ではスーパーチャージャー、その逆にスーパーチャージャーが苦手とする高回転域ではターボチャージャーと、全域で過給による強い力を得られるというものです。
さぞ優れたパワートレインであろうと思われますが、実際にはこの2つを搭載することで部品数が増えてしまい、コストはもちろん重量も増えてしまうといった弊害を招きました。
部品の故障リスクも高くなり、修理費用も嵩んでしまうことから、マーチ スーパーターボはこの代限りで消滅。
ツインチャージャーに限らず、ターボチャージャー、スーパーチャージャーなど、過給器には一長一短があり万能ではないのです。
日産マーチスーパーターボは羊の皮をかぶった狼!加速力や中古車情報まで