パーキングブレーキ、ペダル式と電動の違い

電動パーキングブレーキ(上)とペダル式パーキングブレーキ(下)

「ペダル式パーキングブレーキ」と「電動パーキングブレーキ」の主な違いは2つ。ブレーキのかけ方と機能の数です。

ペダル式(足踏み式)は名前の通り、足元にあるペダルを踏むことでパーキングブレーキをかけることができます。

一方で電動タイプはボタンを押すことでパーキングブレーキをかけます。車種によってはシフトレバーを「P」に入れるだけで自動的にパーキングブレーキをかけられるものも。

ざっくりと違いを説明したところで、次項では詳しい仕組みを解説します。

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サイドブレーキもパーキングブレーキの一種

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その前に、運転席の横に設置されたレバーを引き上げることでブレーキをかける「サイドブレーキ(ハンドブレーキ)」についても簡単にお伝えします。

サイドブレーキもパーキングブレーキの一種です。マニュアル車がメインだった時代はこれが主流でしたが、オートマの普及に伴ってフットブレーキ採用割合が増加しています。

車のサイドブレーキの意味や構造とは?正しい使用方法から調整方法までご紹介

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現在の主流「ペダル式パーキングブレーキ」

ペダル式パーキングブレーキを採用するAT車
画像の一番左側がパーキングブレーキ
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ペダル式パーキングブレーキはペダルを踏むことでパーキングブレーキをかける機構。

足で奥まで踏み込むことでブレーキがかかり、少し奥に足を踏み込むと解除できます。

サイドブレーキはオートマ車とマニュアル車どちらも設定されていますが、ペダル式パーキングブレーキが設定されるのはオートマ車のみ。

マニュアル車だと、ペダル式パーキングブレーキがある場所は、「クラッチペダル」というギア変更時に使うペダルがあるからです。

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