ボイジャータロット占いを知っていますか?この記事では、ボイジャータロット占いの意味一覧やその特徴、一般的なタロットカードとの違いについて解説します。
ボイジャータロットとは、1985年、元コロンビア大学政治学教授、ジェームス・ワンレス博士によって作られたタロットカードです。
絵柄が美しいタロットカードの一つであるボイジャータロットは、スプレッドや位置、意味などを気にすることなく、感覚だけでリーディングができるカードですので、初心者にもとてもオススメです。
そこで今回は、ボイジャータロットの特徴と意味をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
ボイジャータロットの特徴とは?
出典:https://voyagertarotjapan.com
ボイジャータロットの最大の特徴は、 カードの見た目にあります。
カードの裏面の曼荼羅のような模様は、人間のDNAの断面を電子顕微鏡で見たものです。
私たちの身体は、こんなに美しいもので構成されているのかと思うと、感動を覚えます。
カードの表は写真がコラージュされていて、とても印象的であると同時に、意味を覚えていなくてもビジュアルだけで、そのカードのメッセージを読み取ることを可能にします。
カードの意味はありますが、それをどう読んでいくかは、自分の感性、直観力に任されています。
従来のタロットカードでは、小アルカナの4つのスートはソード、カップ、コイン、ワンドですが、ボイジャータロットでは、 クリスタル、カップ、ワールド、ワンドとされており、従来のタロットカードのコートカードでキング、クィーン、ナイト、ペイジと呼ばれるものは、 Man、Woman、Sage、Childとされており、ファミリーカードと呼ばれています。
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ボイジャータロットと普通のタロットの違い
タロットカードのリーディングにおいて、直感的に読むことを右脳読み、カードの意味に基づいて論理的に読むことを左脳読みといいます。
一般的なタロットカードはカードのベーシックな意味を重視します。中世のイメージで描かれているため、慣れるまでは右脳読みをするのは少し難しいかもしれません。
しかし、ボイジャータロットは まずは直感で何を感じるかが基本になります。
ボイジャータロットには現代にも通ずるモチーフや、シンボルが描かれているので、タロットの知識があまりない方でも、右脳読みでよりパーソナルなリーディングができるのです。
また、 逆位置を採用しません。
もちろん、ボイジャータロットでも基本的なタロットカードの論理をおさえておくことで、リーディングの精度が上がり、深みが増します。
ボイジャータロットの大アルカナが表している人生の流れ
ボイジャータロットの大アルカナ22枚は人の人生を表しており、0の「Fool-Child」からその人生の旅を始めます。
「0」は古代インドで発見され、数式の上では実在しても、真に実在するものではなく、その存在は空虚であるとされています。
0は「無」を表す数です。そして、「無」とは無いことではなく「未知」を表しています。
そこには、「何もない」ではなく、何事にも縛られることのない、未知の可能性があるのです。
ボイジャータロットは未知の可能性から人生を始め、愛、創造、冷静な判断力、自分を律すること、強い意志を学びます。
時には、これまでの学びが、本当の自分を遠ざけているのではないかと悩むこともあります。
そして、相手の心に寄り添うことや優しさを学びます。
人生の旅の終わりには、これまでの自分を振り返り、そこに宇宙の真理を見るのです。
そして人生のステップアップの為に、Ⅹの「Fortune/運命の輪」を回します。
次に、XIの「Strength」からXVIの「Tower」までで人生の変化を学びます。
強さとはしなやかであることや、全てを明け渡すことによってのみ得られることがあること、終わりがあるから始まりがあること、喜びによる変容や、自分の能力はどんなものなのかを知ります。
そしてXVIの「Tower」によって自我を投げ出します。
「Tower」によって全てが崩壊した後にはXVIIの「Star」~XX「Time-Space」の高次の世界が広がります。
全てが崩壊した後、自分の中に希望の光を見出すと共に、不安を抱きます。
不安を打ち消すには、自分で成し遂げなければならないことを学びます。
自分の道を歩むことを自分の意志で選択すれば、その先の未来は光で輝いていることを知ります。
繰り返している人生のパターンに気付き、人生の運転を他者に任せるのではなく、そのハンドルを自分の手に取り戻します。
Time-Spaceの後にあるXXI「Universe」。大アルカナの最後のカードが表すのは、輪廻転生。
人生の終わりであり、新たな始まりでもあるのです。
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ボイジャータロット 大アルカナの意味一覧
大アルカナの0~Xは生まれつき誰もが持っている普遍的な人格を表しており、根源となるようなエネルギーを指しています。
それぞれのカードの意味と、関連する小アルカナのカードとファミリーカードをご紹介します。
0:Fool-Child/愚かな子供
種のカード。全てがあって全てがない、無限の可能性のカード。先行きを心配せずに恐れがありません。無防備で根拠のない自信に溢れています。
⚫︎関連カード:Learner/学ぶ子ども、Feeler/感じる子ども、Player/遊ぶ子ども、Seeker/探す子ども