――夜ごと姿を変える月は、私たちの潜在意識に影響を与えています。月の満ち欠け(月齢)に合わせて暮らすことで、より豊かな生活になります。月のリズムを上手に使って、ステキな1カ月を過ごしましょう!

■9月のムーンアクションは?

 9月29日は満月。ネイティブアメリカンは9月の満月のことを、Harvest Moon(収穫月)と呼んでいました。たくさんの作物を収穫しようという願いが込められた呼び名です。日本では、29日が十五夜です。旧暦を使うため、十五夜が必ず満月になるとは限らないのですが、今年はみごと満月!

 2023年も残り1/3となりましたが、満月の美しい姿に力を借りて、「2023年、有終の美を飾るためのメソッド」をお教えしましょう。

 メソッドは毎日の習慣にするとさらに効果的ですが、1日にそんなにいくつもやろうとすると嫌になってしまうので、少しずつ生活に取り入れていくのがオススメです。

※月齢とは?

 新月の日を0として、その月が何日目の月かあらわす日数のこと。月の周期は約29.8日なので、月齢は0~29となる。

■9月1日~10日

9月1日(月齢15.7)……これまでやってきたことの総点検を。見落としがあるかも。

9月2日(月齢16.7)……大勢の意見に耳を貸して。独断は失敗のもと。

9月3日(月齢17.7)……やりたくてもできなかったことにトライ! 意外とスムーズに進展しそう。

9月4日(月齢18.7)……「なるようにしかならない」と構えて。ジタバタしても実りは少ない。

9月5日(月齢19.7)……小さなトラブルは無視。自信を持って我が道を行って!

9月6日(月齢20.7)……誘われたら気乗りしなくてもOKを。予想外の収穫あり。

9月7日(月齢21.7 下弦)……交友関係の中に幸運が。積極的に人付き合いを。

9月8日(月齢22.7)……たまにはハメを外しましょう。軌道修正できる可能性大。

9月9日(月齢23.7 重陽の節句)……もう一度目標を見つめ直して。一途さが幸運を呼びます。

9月10日(月齢24.7)……慌てずに事態の静観を。やるべきことが見えてきそう。

※9月11日~20日、9月21日~30日のムーンアクションは後日公開予定です。

 旧暦8月15日の夜を「十五夜」と呼びます。今年はちょっと遅めの9月29日。一年中でいちばん美しい月が夜空に昇ります。ちょうど満月に当たりますから、さぞキレイなお月様を見られることでしょう。

 「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」(詠み人知らず)という歌を聞いたことがあるでしょうか。一年を通して月を見ることはできるけれど、名月を愛でる月は今月の月、という意味で、中秋の名月のことを詠っています。平安時代の貴族は、今のように直接月を眺めるのではなく、池に映った月、あるいは杯に映った月を眺め、愛でたのだそうです。

 私たちはお月見団子をお供えして、お月見をしましょう。お団子の丸い形は、もちろん月に見立てたもの。さらに物ごとが丸く結実すること、健康や幸福をあらわしたものでもあります。お団子の数は、十五夜にちなんで15個、あるいは1年の月の数である12個、うるう年は13個とする説もありますが、お好みでどうぞ。

 その他にススキや野菜、果物、秋の七草をお供えします。そこまで手が回らないなら、市販のお月見団子だけでも、ぜひ! 美しい月を愛でることが十五夜のメインイベントなのです。

(小泉茉莉花)※画像出典/shutterstock

▼小泉茉莉花 公式占いサイト『愛と運命の月占術』

月の満ち欠けは、あなたの運命も、彼の本心も告げています。