44：天風姤(てんぷうこう)の意味と解釈【易占い】

易占いの天風姤(てんぷうこう)ってどういう意味？

占いにおいてどう解釈したらいいの？

このページでは易占いの全六十四卦のなかの「天風姤」の意味や解釈の仕方を、占う内容別に解説します。

また、「天風姤」のそれぞれの外卦（上爻 五爻 四爻）や内卦（三爻 二爻 初爻）についても説明します。

天風姤とは？基本の意味と解釈

何かとトラブルに見舞われやすい時期。角を曲がったら、突然誰かに衝突されてケガをする、といったことがあらゆる面でも起きやすい時なのです。

女性に限っては、好調とも思える面も多々ありますが、トラブルには注意しましょう。

では、恋愛や気になる相手の気持ちを占った時に、この卦が出たらどう解釈するか？解説します。

恋愛の読み方

シングルの方にとっては、顔が広がるチャンス。深追いすれば、トラブルの元になりがちなので、行動範囲や知り合いを増やす時期と心得ましょう。

女性は、も恋人へのおねだりもうまくいきやすい時期。ただやりすぎると、相手の負担になる可能性が高いので注意が必要です。

男性は、今身近にいる女性を負担と感じているでしょう。

相手の気持ちの読み方

2人の関係に黄色信号が灯っている時。「あなたにはちょっと付き合いきれない」「重い」と相手の方が感じていることが多いのです。

相手の方を本当に大切だと思うのであれば、相手を守る側になったり、相手の話を聞いてあげる側になりましょう。

パワフルに、押しの一手で相手と接するだけが、恋のテクニックではないのです。

天風姤の外卦

1つの卦は、6つの実線ないし破線で構成されます。１つの線を爻と呼び、1本1本に意味があるのが特徴です。

そのうち上3本が外卦。下から順に四爻、五爻と、上爻と呼びます。それぞれの爻の意味を解説しましょう。

上爻

間違いやトラブルを恐れる気持ちから、積極的に人と関わったり、行動範囲を広げることを止めている気配。

それはそれで、無用なトラブルを避けられるという点では、便利でしょう。ただ、入ってくる情報が少ない等、デメリットもあるかもしれません。

デメリットが大きいと思うのであれば、行動パターンを見直す必要があります。

五爻

多少の「難」には目をつぶりたい時。常識的はずれの人物が、取引先の担当になっても、とりあえず笑顔で対応しておく。こんなことが必要な時期です。

そうしていれば、自然とその人が担当を外れる等、ラッキーがやってくるでしょう。

また、自分の得意分野の仕事がやってきても、上の人に指示を仰ぎながらするのがいい時期です。

四爻

今日こそ告白しようとしていた相手が、誰かと付き合い始めた。こんな風に目指していたものが、届かない存在になってしまいやすい時期です。

とはいえ、その届かない存在を手に入れようとあがけば、余計に傷つきやすい時期でもあります。

難しいことではありますが傷を広げないよう、早めにあきらめるに越したことはありません。

天風姤の内卦

1つの卦のうち、上3本の爻は外卦と呼びました。対して下3本の爻を内卦と呼びます。呼び方は下から順に、初爻、二爻、三爻です。

もちろん、それぞれの爻に意味が存在しています。こちらも爻ごとに解説しましょう。

三爻

「偶然雑誌で見かけたあれが欲しい」「皆が彼氏にしたがるあの人と付き合いたい」。とても強く、何かを手にしたいと願っているでしょう。

でも今欲しがっている何かは、あなたにトラブルを起こす可能性の高い存在。、欲しくても、スルーした方がいい存在なのです。

手を出すことはやめ、今の場所を守ることに専心しましょう。

二爻

身近に、腐れ縁になっている人がいるかも。また、今やるべきことではないことをなぜか抱え込んでいる場合もあります。

さらに、この時期に出会う人や物は、そういった「ふさわしくない存在」である可能性が大きいのです。

惑わされてはいけません。必要ない存在、自分にはふさわしくないものに、深入りするのはやめましょう。

初爻

目移りするものがどんどん、目の前に現れたかと思えば、思わぬお誘いもいただく。迷ったり、でも嬉しかったりと心もざわつくでしょう。

ですが、今は無理に乗っかったり、その場のノリで動く時期ではないはず。

よく考えればお財布事情だったり、時間繰りだったり、懸案事項が出てくるでしょう。時を待って吉、という状態です。