ハロゲンランプの特徴とは?
ハロゲンランプは、窒素やアルゴン等の不活性ガスとハロゲンガス(ヨウ素・臭素等)を封入した電球に通電することで、淡い暖色に発光します。
発熱量が高いという特徴があり、ヘッドライトに積もった雪を溶かしてくれるというメリットがある一方、ライト内部に汚れが焼き付く可能性があるというデメリットもあります。
現在の主流はLEDライト
現在、自動車のヘッドライトで主流なのは「LEDライト」です。
明るく寿命が長いことに加えて、HIDに比べてとても交換が楽ということが特徴です。ハロゲンライトを使っている車両のLED化は、バルブを交換するだけで簡単に行えます。
ただし、HIDよりも明るさに劣ること、ハロゲンランプと異なり発熱しないため雪国向きではないことが、デメリットとして挙げられます。
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また、ルーメン数や色温度などをチェックしておく必要があるため、初心者の方にはどれを選んでいいか少しむずかしいかもしれません。
HIDランプ(ディスチャージヘッドライト)との違い
HIDランプは、電球内に封入したキセノンガスに通電することで発光するヘッドランプです。1990年代に実用化されました。HIDは「High Intensity Discharge」の略語であり、日本語で高輝度放電ランプともいいます。
名称はメーカーによって異なる場合があり、キセノンヘッドランプ、ディスチャージヘッドライトとも呼ばれます。
少し青みがかった発光色が特徴で、ハロゲンランプより3倍も明るく、寿命も長いのですが、その分価格も高くなっています。
LEDランプとの違い
LEDランプは、その名の通り発光ダイオードを使用したヘッドライトです。登場したのは2007年と比較的最近で、最初に搭載した車はレクサスLS600hでした。その寿命は約15年と長く、消費電力も非常に少ないという特徴があります。
発光色は白く、発熱量もハロゲンランプやHIDランプと比べると多くありません。