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いまこそ“開拓の旅”に飛び込もう! 1周年を迎えた『崩壊:スターレイル』の魅力とは

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 HoYoverseが開発・運営するスマホ/PC/PS5向けスペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』は、4月26日に1周年を迎えた。4月30日までMIYASHITA PARKにて開催されていたアニバーサリーイベントが大盛況のうちに終わるなど、日々盛り上がりは加速している。本稿では、1周年のタイミングで本作を始めることが、いかにおすすめかという話をしていきたい。

参考:【画像】『崩壊:スターレイル』の世界観を感じるスクリーンショット

 最大の理由は、いままさに佳境を迎えようとするストーリーをノンストップで味わえるということだ。5月8日には待望のVer.2.2「涙は目覚めの後で」更新アップデートが行われ、夢の地「ピノコニー」を舞台とした物語が佳境を迎えている。紹介記事でクリティカルなネタバレをするわけにはいかないため、抽象的な表現となってしまうが、プレイを通して上質なコンテンツに触れたとき特有の「とんでもない体験をしている」という感覚が感じられるのだ。

 本作は運営型ゲームである以上、バージョンごとにシナリオが小出しにされているが、Ver.2.0から開幕したサスペンス風味のピノコニー編では、毎回衝撃的なクリフハンガーでシナリオが終了。SNSでは「いったいこの先どうなるんだ!」と、更新ごとに歓喜と悲鳴があがっている。大盛り上がりを見せているピノコニーでの熱狂の渦に、ひとりでも多くのプレイヤーを巻き込みたいと思い、紹介記事として本稿の筆をとった次第である。次項からはそんな『崩壊:スターレイル』が持つ魅力に迫っていきたい。

■バリエーション豊かな舞台が味わえるスラップスティックなSFストーリー

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 「『崩壊:スターレイル』とはなんぞや」と聞かれたとき筆者は、公式YouTubeチャンネルに投稿されたPV「スペースコメディ」を見てほしいと毎回答えているが、2分弱の映像から伝わるようにスラップスティックさを軸にしている。本作の物語をざっくり解説すると、主人公が所属する派閥「星穹列車」が宇宙の各地で冒険を繰り広げるSFストーリーであり、最初に訪れる宇宙ステーション「ヘルタ」はスペースオペラ、次の「ヤリーロ-Ⅵ」はスチームパンク、そして仙舟「羅浮」 はシルクパンクと、舞台によってSFジャンルごと切り替わるバリエーションの豊かさも特徴で、常に新しさに満ちた体験が味わえるのだ。

 本作のテーマは「自らの運命とどう向き合うか」である。作中世界には運命を司る「星神」と呼ばれる上位存在がおり、人間には計り知れない存在の手のひらの上でもがく様子が、ひとりの人間としての苦悩や夢、生きることの意味というプレイヤーの共感を呼ぶ身近な話題として変換されている。壮大なマクロと卑近なミクロの交差こそがSFの醍醐味であるが、その点で言えば『崩壊:スターレイル』もまさしく正統派のSFだと言える。また、SFらしく序盤に作中用語が情報の洪水のように押し寄せてくるが、いきなり向き合おうとすると本作へのハードルを高くしてしまう。いったんは“フレーバー”として脇に置き、あらためて登場したときに口に入れれば、シナリオ進行とともに飲み込むことができるだろう。

 逆に逐一用語を掘り下げたいプレイヤー用に、ゲーム内のロアが潤沢なのも紹介したいポイントだ。マニュアルのような情報の羅列ではなく、作中で実際に流行っている小説や名も知れぬ誰かの手紙から、ご当地グルメのレシピなど宇宙に息づく住人たちの生活がうかがえるもので、本作が「生きた世界」だと感じられるものである。

 また、先述したようにストーリー以外にも豊富なコンテンツが存在する。たとえば常設イベントでは、博物館を発展させる経営シミュレーション、怪奇現象を解決しながらSNSインフルエンサーを目指すモード。そして『VA-11 Hall-A』のように客の悩みを聞きながら、モクテルを作るバーテンダーアクションまである。サイドを飾るエンタメとして出来がよいだけでなく、メインストーリーでは描かれない世界の輪郭を浮き彫りにして、没入感を高めることに成功している。

■コマンドバトルはガチャシステムと相性抜群

 『崩壊:スターレイル』の戦闘には、アクションではなくコマンドバトルが導入されているのも特筆すべき点だ。コマンドバトルはプレイヤースキルによって結果が左右されないため、たとえアクションが苦手でも入門しやすいジャンルなのが、おすすめしたい理由のひとつとなっている。そして本作のバトルの特徴として、ガチャシステム用にチューニングされたキャラクター性能があげられる。

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