日本製鉄は、アメリカの鉄鋼大手USスチールの買収完了時期が当初より遅れることについて、大統領選が原因ではないとの認識を示しました。
【映像】日鉄 買収延期は「実務的な理由」
USスチールの買収をめぐっては、日本製鉄が完了時期を当初4月~9月としていましたが、7月~12月に後ろ倒しすることを5月3日に発表していました。
これについて日本製鉄は9日の決算会見で、延期の原因にアメリカ大統領選の影響があるのか問われ、「延期は実務的な理由によるものである」と説明しました。しかし買収自体がアメリカで政治問題に発展していることについて、次のように述べました。
「(買収完了が)大統領選前に終わるのが最も望ましい、今もその考えは変わらないですけれども、正直言ってここまでもう政治化しているんですよね。なのでこれ以上政治化するってことはなかなか考えにくいっていうことですし、大統領選を越えるということがあれば、政治性はなくなりますので」(日本製鉄・森高弘副会長)
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(ANNニュース)