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スマホが乗っ取られる「SIMスワップ詐欺」犯罪者が突く“脆弱な部分”とは

アサ芸Biz

SIMスワップ詐欺」による被害が急増している。

 スマホに装着されているSIMカードを利用した「スワップ詐欺」には「SIMハイジャック」「SIMスワッピング」といった別名があるが、いずれも同じ意味。その手口は、まず詐欺師が携帯電話の所有者になりすまし、自分の持っているSIMカードに被害者の電話番号を移すよう携帯電話会社に依頼。相手のSIMを乗っ取った後、そのSIMで受信できる「二段階認証」を突破して、オンラインバンキングや暗号通貨ウォレットへ不正ログインを行う。

SIMスワップは海外で大流行しており、最近は日本でも被害が増加しています。通常、SIMの変更などには本人確認書類の提出が求められますが、ウェブカメラの撮影や店頭での目視でも可能な場合があり、そうした脆弱性を突いてくる。最近は店頭の本人確認時にニセのマイナンバーカードが使われる悪質なケースも増えており、店舗でのチェックの厳格化が求められています」(ITジャーナリスト)

 5月2日には、自民党所属の八尾市議会議員・松田憲幸氏がSIM乗っ取りの被害に遭い、クレジットカードで高級腕時計を不正購入されるなど総額250万円の被害に遭ったことを報告。「急に携帯電話の電波が無くなったときは怪しいと感じて下さい」と注意を呼びかけた投稿が大きな注目を集めた。

 松田氏の場合は議員という職業柄、名前や生年月日、電話番号などの個人情報が入手しやすいという点が目を付けられたのだろう。個人での対策が難しいこともあり、携帯電話会社の対策が急がれている。

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ケン高田

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