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バリー・ジェンキンス監督『ライオン・キング:ムファサ』12月20日公開 特報&ポスターも

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『ライオン・キング:ムファサ』ポスター(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 『ライオン・キング』のシンバの父・ムファサ王を主人公とした映画『Mufasa: The Lion King(原題)』が、『ライオン・キング:ムファサ』の邦題で12月20日に公開されることが決定。あわせて特報映像とポスタービジュアルが公開された。

参考:『ライオン・キング』は何が“超実写”だった? 実写とアニメの垣根を越えた撮影技法

 本作は、2024年に劇場公開から30周年を迎えるアニメーション映画『ライオン・キング』に登場するムファサ王の“始まりの物語”。ムファサは『ライオン・キング』では、サバンナの王として君臨していたが、王の座を狙い、ムファサ暗殺を企む弟スカーによる罠にはまり、絶命してしまう。スカーは幼い頃、タカと呼ばれ、ムファサとともに仲睦まじく育ってきた。だが、実は王家の血を引いていたのはタカの方でムファサは孤児。なぜタカではなく、ムファサが王となり、2匹は別の道を歩むことになってしまったのか。ムファサ、タカ、そしてシンバの母となるサラビとの間には一体何があったのか。『ライオン・キング』では明かされなかった物語が語られる。

 監督を務めるのは、映画『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス。音楽は、『モアナと伝説の海』や実写版『リトル・マーメイド』などに携わったリン=マニュエル・ミランダが新曲を手がける。ミランダは、「『ライオン・キング』には、世界屈指の偉大なソングライターたちによる音楽をたずさえた驚異的な音楽のレガシーがあるので、今回その一員になれたことは私にとって恐れ多いと同時に誇りでもあります。ムファサの物語に命を吹き込むためバリー・ジェンキンスと共に仕事をするのはとても楽しい作業ですし、観客の人々がこの映画を映画館で体験できる日が待ち遠しくてたまりません」とコメントを寄せている。

 声優には、若きムファサ役に『地下鉄道~自由への旅路~』でもジェンキンス監督とタッグを組んだアーロン・ピエール、輝かしい未来を持つライオンの王子でムファサを兄弟として家族に迎え入れるタカ役(後のスカー)に『シラノ』のケルヴィン・ハリソン・Jr.、若きサラビ役にティファニー・ブーンが抜擢された。

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 また、ムファサとタカを追い詰める恐ろしいライオンのキロス役は、マッツ・ミケルセンが演じる。先日、大阪コミコンで来日していたミケルセンは「日本の皆様、こんにちはマッツ・ミケルセンです。もっとも愛されたディズニー映画の最新作『ライオン・キング:ムファサ』が12月に公開します。本作でムファサを追い詰める恐ろしいライオン、キロスの声を演じました。そして本日は嬉しいサプライズがございます。日本の皆様へ本作の最初の特報をお届けします。是非、お楽しみください。ミテネ! 12月に皆様にお会いできる事を楽しみにしています!」と語っていた。

 さらに、2019年に公開された超実写版『ライオン・キング』と同じく、プンバァ役をセス・ローゲン、シンバ役をドナルド・グローヴァー、ナラ役をビヨンセ・ノウルズ=カーターが続投する。シンバとナラの娘・キアラ役は、ビヨンセの娘、ブルー・アイビー・カーターが演じる。なお、ビヨンセ母娘の共演は映画では初となる。

 公開された特報映像は、『ライオン・キング』には欠かせない楽曲「サークル・オブ・ライフ」のメロディーと、真っ白な雪に覆われた壮大な山々の映像からスタート。王国に古くから住むヒヒのラフィキが、野生の王国「プライドランド」の王となったシンバとその幼なじみナラの間に生まれた娘キアラに対して、シンバの父であり、偉大なる王ムファサの伝説を語り伝える形で進んでいく。ラフィキの手の内から舞い上がる幻想的な一つの光、どこまでも広がるサバンナ、そして岩に佇むまだ幼いムファサが映し出されると、「そのライオンは王の血筋ではなかったが、やがて世界を変えることになる」という言葉とともに立派に成長したムファサの姿が映し出される。また、『ライオン・キング』ではおなじみのキャラクターである鳥のザズーやミーアキャットのティモン、イボイノシシのプンバァの姿も確認できる。

(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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