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「まるで本物のクッパ!」貯水湖で釣り上げた巨大ワニガメに驚きの声(米)

Techinsight

釣り人として世界中を渡り歩くアメリカ出身の男性が、新記録を目指して釣りをしていたところ、目的の魚とは別の獲物を吊り上げた。釣り糸にかかったのはワニガメで、体重が90キロを超えるほど重量級の個体だった。これほどの大きさのワニガメは珍しいそうで、まるでモンスターのような見た目に、人気ゲーム『スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクターにたとえて「クッパは本当にいたんだ!」という声があがっている。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えた。

米ケンタッキー州ユニオン出身のアート・ウェストンさん(Art Weston、52)は、釣りのプロフェッショナルだ。アートさんはこれまでに様々な記録を樹立しており、世界共通の釣りのルールを提唱し、釣果の記録管理などを行う国際団体「国際ゲームフィッシュ協会(International Game Fish Association、以下IGFA)」で38種類もの記録を登録している。

アートさんは昨年、テキサス州にある貯水湖「サム・レイバーン湖」で大型淡水魚であるアリゲーターガーを6ポンドのライン(釣り糸)で釣り上げた。体長8フィート4インチ(約2.5メートル)、重さ283ポンド(約128キロ)のその個体は、IGFAに新記録として登録された。この大きさには世界中が驚いたと言い、ネット上でその写真が広く拡散されるほどだった。

そしてアートさんは、昨年にも依頼したというプロのフィッシュガイドであるカーク・カークランドさん(Kirk Kirkland)と協力し、今年も新たな記録を更新するためサム・レイバーン湖で、先月6日から8日間の予定で釣りを始めた。

釣りを開始して2日目の4月7日、より大きなアリゲーターガーを求めて釣り糸を垂らしていたアートさんに、3度もチャンスが巡ってきた。しかし1時間半近く奮闘したものの、強風などの悪天候の影響もあり、釣り上げることができなかった。

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なかなか目当ての獲物を釣り上げることができず、苛立ちを隠せないアートさんだったが、ここで予想外の獲物と遭遇することになった。それが、今回注目を集めたワニガメだ。

アートさんは、「ワニガメが釣り針に食いついた時、カークさんは『釣り糸の引っ張り方から見て、カメかもしれない』と言ったんです。彼の予想は正しく、すぐにカメが水面に姿を見せました。ただ、そのサイズは予想外でしたね」と振り返る。

釣り針がワニガメの足に引っかかってしまったため、ワニガメを船の上に引き上げて釣り針を外すことになった。ワニガメに噛みつかれると指を失うこともあるので、注意して作業を行わなければならない。また、ワニガメは絶滅危惧種として指定されており、捕まえることはできないのですぐにリリースする必要があった。

アートさんらは、噛みつかれないように細心の注意を払いながら釣り針を外し、わずか数分で無事にワニガメを湖へ返すことができた。アートさんは巨大なワニガメについて、このように明かしている。

「あのワニガメは巨大でしたよ。頭はバレーボールのように大きく、口はソフトボールが余裕で入りそうなほどのサイズでした。腕は私のふくらはぎくらい太く、爪は4インチ(約10センチ)ほどあり、まるでクマの爪のようでしたね。」

ワニガメをリリースする前に撮影された写真には、笑顔で巨大なワニガメと一緒に写るアートさんの姿が確認できる。鋭く長い爪を持ったワニガメの腕は太く、ゴジラを想像させるような恐ろしい見た目をしている。座っているアートさんの下半身を隠してしまうほど大きなワニガメの写真を見た専門家は、75年ほど生きていて、体重200ポンド(約90キロ)は超えているだろうと推測する。

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