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アーモンドアイ上回る1分30秒5は当時の世界レコード ヴィクトリアMの勝ち時計ベスト3

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アーモンドアイ上回る1分30秒5は当時の世界レコード ヴィクトリアMの勝ち時計ベスト3(C)netkeiba.com

 東京競馬場で5月12日(日)に行われるヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)。それまで無かった春の古馬女王を決する一戦として、2006年に創設された比較的新しいGI競走。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■1位 2019年 1分30秒5 勝ち馬:ノームコア

 紫苑Sで初タイトルを手にしたが、その後は5着、2着、7着と歯がゆい内容。中山牝馬Sから200mの距離短縮に加え、豪の名手D.レーン騎手を迎えての出走となった。レースはアエロリットが引っ張る1000m56.1秒の流れを中団追走。直線残り400mで進路を確保すると鋭い伸びを見せ、最後は4頭の叩きあいをわずかに制して勝利した。タイムはなんと当時の世界レコード。レーン騎手にとっても、日本でのGI初制覇になった。

■2位 2020年 1分30秒6 勝ち馬:アーモンドアイ

 暮れの有馬記念で9着に敗れたものの、GI・6勝の実績は断然で単勝1.4倍の圧倒的な支持を集める。牝馬限定戦かつ、広い東京コースなら“女王”の独壇場だった。4番手から持ったままで先頭に並びかけると、そのまま軽々と突き放して4馬身差の圧勝。改めて「現役最強」をアピールするとともに、芝GI・7勝目で史上最多タイとなった。なお、同馬はその後、さらに2つのタイトルを積み上げ、歴代最多の芝GI・9勝をマークした。

■3位 2021年 1分31秒0 勝ち馬:グランアレグリア

 1200m、1600mに続いて“3階級制覇”を狙った大阪杯でも4着に入り、得意の距離でGI・5勝目を狙った一戦。単勝1.3倍に推されたが、人気通りの度肝を抜く走りを披露した。スタートでわずかに遅れて、道中は10番手あたりを追走。4コーナーから大外を回って進出すると、直線はほとんど馬なりで先頭へ。坂上の残り200mほどでムチが入るとすかさず反応。驚異的な瞬発力で後続を置き去りにし、4馬身差で強さを見せつけた。

 今年のヴィクトリアMには、15頭の個性豊かなメンバーが集う。中心は昨秋のマイルCSを制したナミュールになりそうだが、確固たる存在はいない。ここから一歩抜け出して、春のマイル女王に輝くのはどの馬か。発走は12日(日)の15時40分だ。

 
   

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