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オリックス・西野真弘 自らの役割を胸に刻んで「そういう部分も勝負を分けるシーンになってくる」/いぶし銀の輝き

週刊ベースボールONLINE


オリックス・西野真弘

 負傷離脱も早期復帰を果たした。

 4月21日のソフトバンク戦(PayPayドーム)、3回に先制二塁適時打を放った際の走塁時に、右太もも裏に強い張りを訴えてベンチに退いたで負傷した西野真弘だったが、試合後には「まだちょっと(患部の状態が)分からないですね……」と大事を取って翌25日に出場選手登録を抹消。ただ、5月5日に一軍登録され、同日の日本ハム戦(京セラドーム)で即スタメン復帰を果たした。

 プロ10年目を迎え、ベテランの域に入ってきた男は、今季2年連続で開幕スタメンを勝ち取った。

「毎年、毎日が勝負なので。若い選手が活躍する姿を見て、自分も負けていられないという気持ちが常に芽生えてきます」

 負傷離脱するまで、17試合に出場して打率.347、3打点の活躍。本職の二塁だけでなく、三塁で起用されることも目立ち、ベンチスタートの試合でも、ここぞの場面で代打起用されてきた。

 打席では懸命にボールに食らいつき、後ろの打者たちにつなぐ。開幕直後は低調な打線を活気づけてきた男の意識は明確だ。

「僕に必要なのはヒットだけじゃない。塁に出たら、流れが変わるので。それも自分の役割かなと思っています。数字(成績)では見えないかもしれないけど、そういう部分も勝負を分けるシーンになってくると思っています」

 故障復帰後も健在の巧打で、リーグ4連覇へ貢献して見せる。

写真=BBM
 
   

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