切り返しからヘッドを加速させるためには、ブランコのメカニズムを取り入れることがポイントです。ブランコは上がって来たときに押すと加速します。それと同じように、上がり際を押せばいいのです。まずは、クラブを左手で持って振り上げ、上がり際を右手で押す。そうすればクラブに勢いが付きます。実際のスウィングでも、右手をずっと押し続けるのではなく、〝押して離す〞という動きが重要です。右手を投げるように使えば、ヘッドは勝手に走ります。
ブランコのように押して走らせる
左手でクラブを上げたら、切り返しの辺りで右手で押す。そうするとエネルギー＋重力でヘッドは走る。
キャッチしたらリリースが飛ばしのコツ
右手は押して、離すのがポイント。ブランコでも押し続けることはないように、上がり際に押して、離す。
【CLEAR】ヘッドを走らせるための右手キャッチ＆リリース
左サイドは惰性の世界。アマチュアゴルファーの中には左サイドでも振ろうとする人がいるが、その必要はない。
【NG】押し続けると力は伝わらない
力んで押し続けようとする人がいるが、そうするとヘッドは走らないし、アーリーリリースにもなりやすい。押すのは一瞬だということを覚えておこう。
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出典：『ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる』著/森山錬
【著者情報】
●森山錬
1996年生まれ。小学校１年生でゴルフスクールにてゴルフを始め、丸山茂樹プロのジュニアスクールで腕を磨き、小学６年生のときに全国小学生ゴルフ選手権で優勝。フジサンケイジュニアクラシックで行われるジュニアドラコン選手権で300ヤードを記録し史上２人目の中学生チャンピオンとなる。その後、中島啓太らを輩出した代々木高等学校で部長として東京都大会６連覇（団体戦）の成績を残す。2018年には東京都アマチュア選手権で優勝。ANAオープン、東海クラシック、マイナビABCなどのマンデーにも出場経験あり。2019年からレッスン活動を開始。イーストゴルフスクール五反田店、学芸大ゴルフスタジオにて活動中。
