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ラスト1チームは大橋貴洸七段、井出隼平五段、冨田誠也五段に決定!エントリーチーム確定で全12チームが出揃う/将棋・ABEMAトーナメント2024

ABEMA TIMES

 将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」のエントリーチームを決めるトーナメントの模様が5月4日に放送され、大橋貴洸七段(31)、井出隼平五段(32)、冨田誠也五段(28)がそれぞれ予選ブロックを勝ち上がり、本大会出場を決めた。

【映像】自虐も!?大会への意気込みを語るエントリーチームの3人

 出場権は自ら掴みに行く。気迫と根性で『最後の1枠』に名乗りを上げた。一番乗りを決めたのは、関東Aブロックに参戦した井出五段だ。窪田義行七段(51)との予選決勝戦は、230手に及ぶ大熱戦に。初の出場権を自力で射止めた井出五段は、過酷なエントリートーナメントの疲労が出たか、「これから強い人と将棋を指さないといけないと思うと先が思いやられます…」と何とも後ろ向き。「意気込みですか!?えー…、1試合1勝が目標です…。大丈夫じゃないんですけど、(出場メンバーに)なっちゃったもんは仕方ないので、出たなりに走ろうかと思います」と、“井出節”全開で大会への意気込みを語った。

 続く関西ブロックからは、フィッシャー経験豊富な冨田五段が自身3度目の出場を決めた。予選決勝では、前年大会でエントリートーナメントを勝ち抜けた古賀悠聖六段(23)と激突。本ブロックの本命同士の対戦となったが、冨田五段が意地を見せ白星をもぎ取る結果となった。冨田五段は、第5回大会でもエントリートーナメントを勝ち抜け大会に出場。過酷な予選を駆け上がり、文字通り“台風の目”となり本戦でも大暴れをして見せた。その活躍を見込まれ、昨年は斎藤慎太郎八段率いるチーム斎藤から2巡目指名を受けることに。本戦2回戦敗退となったが、ファンにその存在感を強く焼き付けてみせた。2度目の“自力”出場を決めた冨田五段は、「強敵が相手だったのでまさか自分が勝ち上がれるとは思っていなかったですが、スタジオ対局ということでテンション高く指すことができた。振り駒の運も大きかった」と3期連続での大会出場を喜んだ。

 最終ブロックの関東Bを勝ち抜けたのは、大橋七段だ。第4回では豊島将之九段にドラフト2巡指名を受け初参戦、前期大会では佐藤康光九段のチームで活躍を見せた。今期は指名がなかったものの、関東Bブロック予選を駆け抜け頂点へ上り詰めた。先に行われた「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」でもチーム関西Bのメンバーとして出場しており、フィッシャールール経験も豊富。「せっかくここまで勝ち上がってこれたので、自分の力を出しきっていきたい」。本大会では、主軸としての役割も担うことになりそうだ。
 
 実力は折り紙付きの3人によるエントリーチームが結成されたことにより、今期の全12チームが決定。個性派揃いのエントリーチームは、第5回優勝チームで稲葉陽八段(35)率いるチーム稲葉と、今期初めてリーダーを務める佐々木勇気八段(29)のチーム佐々木とともに予選Dリーグへの参戦が決まった。どちらもドラフト会議で厳選された超強力メンバーが名を連ねており、エントリーチームは厳しい戦いが予想される。今期のチームはどのような戦いぶりを見せてくれるのか。3人の奮闘から目が離せない。

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◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

 
   

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