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青く輝く『杉浦悠太』が活力源 期待のルーキーは地元でプロ初Vなるか

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青く輝く『杉浦悠太』が活力源 期待のルーキーは地元でプロ初Vなるか(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<中日クラウンズ 3日目◇4日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知県)◇6557ヤード・パー70>

国内男子ツアー今季第3戦「中日クラウンズ」の第3ラウンドが終了。期待のルーキー・杉浦悠太が5バーディ・1ボギーの「66」で回り、トータル6アンダー・8位タイと先週に引き続きトップ10圏内で最終日を迎える。


前半はスコアを4つ伸ばすことができた。「短いバーディチャンスにつけられたし、そのパットもしっかり沈めることができた」と好調ショットとマネジメントでバーディを重ねていった。

だが、風が吹き始めた後半で足踏みとなった。「難しかったですね。風も強くなってきて、グリーンには乗せられていたのですが、なかなかチャンスにつけられなかったです」と風の読みが難しくなり、グリーンオンが精いっぱいだった。

難関・和合ではグリーンを外すと簡単にボギーがやってくる。それを取り返そうとやっきになればなるほど、逆にスコアを崩してしまう。和合攻略には『平常心』がひとつのキーワードになるが、杉浦は“あるモノ”を見ることで、メンタルを保っていた。

それは、『杉浦悠太』と書かれた青がテーマカラーの垂れ幕やタオル、うちわなどの応援グッズだ。今大会は地元ということもあり、いつも以上に応援団の熱が入っている。「ボギーを打ったあとに気持ちが沈みそうなときでも、そういうのを見ると『頑張らなきゃな~』ってなるので、すごくうれしいですね。ありがたいです」。特に喜びを感じたのは、予選ラウンドの2日間だった。

初日、2日目はツアーの看板選手、石川遼と同組。大勢のギャラリーがついていた。「みんな遼さんの応援なのかな…と思っていたけど、意外と自分を応援してくれる方も…1割ぐらいいるな、って(笑)」とルーキーは謙虚に話すが、そうは言っても地元・期待の星だ。杉浦も石川に負けじと、大ギャラリーを沸かせていた。

心強い応援とともに戦う最終日は、トップと4打差で迎える。「チャンスはあると思う。どんどん攻めないと簡単には縮まらないので、攻めていきたいです」と勝気はしっかりもっている。「どうしても(安全なほうに)逃げちゃうんですけど、それをなるべくピンのほうに打てるように頑張りたいですね」と意気込んだ。

今シーズンは8位タイ、7位タイと開幕から2試合連続でトップ10入りを決めている。勢いそのまま地元でプロ初優勝となれば、ファンもさらに増えるはず。ロープ外を青く染めるため、地元で栄冠を飾ってみせる。(文・高木彩音)


 
   

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