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2戦連続でスプリントポールも狙えた? ノリス、SQ2最速から一転SQ3で失速「攻めすぎてしまった」|F1マイアミGP

motorsport.com 日本版

2戦連続でスプリントポールも狙えた? ノリス、SQ2最速から一転SQ3で失速「攻めすぎてしまった」|F1マイアミGP(C)motorsport.com 日本版
 F1マイアミGPのスプリント予選でポールポジションを狙える速さを見せながらも9番手に終わったマクラーレンのランド・ノリス。彼はSQ3の最終アタックで「攻めすぎた」ことで高い代償を払うことになったと振り返った。

 ノリスはアップデートを受けた今季マシンMCL38を駆り、SQ1と続くSQ2でトップ通過。SQ2で記録したトップタイムは、最終的にポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンがSQ3で記録したタイムを上回るモノだった。

 新品ミディアムタイヤの使用が義務付けられるSQ1、SQ2と異なり、SQ3では全車がソフトタイヤを履くが、ノリスはここでフェルスタッペンから0.8秒落ち。フェルスタッペンのSQ3でのアタックもノーミスと呼べるモノではなかったが、ノリスにはセクター1で激しいオーバーステアが発生していた。

 何がいけなかったのかと訊かれたノリスは「ただハードに攻めすぎたんだ」と答えて、次のように説明した。

「マシンのフィーリングはとても良かった。正直バカげているけど、ターン1でいくつかミスをして、そこから負のスパイラルで影響を受けたんだ」

「残念だよ。チームはいい仕事をしてくれたし、アップデートもうまくいっている。ただひとつのこと以外、僕は全てに対してハッピーだよ」

 またノリスは、フリー走行の時点で「ペースは良かった」と明かし、土曜日のスプリントでは9番手から順位を上げていきたいと語った。

「おそらく、最も速い部類に入ると思う」

 ノリスはグランプリ2日目以降に向けた自身のポテンシャルについてそう語った。

「今日は残念だったけど、明日はベストを尽くすよ」

 ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、マイアミGPでアップデートパーツを半分しか使用できていないものの、スプリント予選で6番手を獲得。「みんなにとってトリッキーなセッションだった」と振り返り、「(SQ3)で路面が少し変わってしまったのかもしれないし、それとソフトがもっと良くなるとみんなが思っていたのかもしれない」と訝しんだ。

 そしてピアストリは次のように続けた。

「僕のラップはかなりひどい感じだった。それでも6番手だったから、みんなはもっと悪い走りだったんだと思う」

「ランドがSQ2全体で最も速いラップを刻んでいたと思うから、ちょっと不思議な感じだ。それでも僕は6番手を受け入れるよ」

 うだるような暑さが続くマイアミGPの週末だが、ピアストリはマクラーレンがスプリントで激しいタイヤデグラデーション(性能劣化)に見舞われることはないと考えている。

「全員にとってタフな展開になると思うけど、タイヤは大丈夫そうだ。かなり熱くなるけどね」とピアストリは言う。

「あまり心配はしていないけど、エキサイティングなスプリントになるだろうね。数台が順位を落とすだろうし、誰もが安定感を欠いている。だから明日はエキサイティングになるだろう」
 
   

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