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F1の“帝王” カリスマ性と孤独をアダム・ドライバーが体現 マイケル・マン監督「フェラーリ」場面写真

映画スクエア

 2024年7月5日より劇場公開される、F1界の“帝王”と呼ばれた男の情熱と狂気を描く、マイケル・マン監督最新作「フェラーリ」の、新たな場面写真とキャラクタービジュアルが公開された。

 場面写真は、エンツォがレース場にたたずむ姿、何かに鋭いまなざしを送る姿、流線形のマシーンの隣を1人で歩く姿を捉え、エンツォのカリスマ性とともに、偉大な業績に隠れた孤独を漂わせている。また、フェラーリ社の共同経営者でもある妻ラウラの鬼気迫る表情、愛するパートナー・リナとの幸せな日々、公道を疾走するマシーンを捉えたカットも見られる。

 エンツォ役ともに製作総指揮も務めたアダム・ドライバーは、「エンツォ・フェラーリという人物については、様々な見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」とコメント。また、59歳のエンツォを演じるため、毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、エンツォの振る舞い、呼吸の仕方、歩き方、話し方までを徹底的に研究したという。

 キャラクタービジュアルでは、F1の“帝王”と呼ばれた男エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)、冷え切った夫婦生活に不満を感じつつもフェラーリ社を支える妻ラウラ・フェラーリ(ペネロペ・クルス)、エンツォと密かな愛を育むリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)、若く野心に満ちた新進気鋭のレーサーであるアルフォンソ・デ・ポルターゴ(ガブリエル・レオーネ)、引退を目前にしたベテランレーサーのピエロ・タルッフィ(パトリック・デンプシー)の、情熱と狂気を胸に秘めたような表情が捉えられている。

 「フェラーリ」は、1957年に59歳だったエンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年を描いた映画。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていたエンツォ。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、ラウラの知るところとなる。2人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォは、起死回生を賭け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む。

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 製作・監督は、「ヒート」「インサイダー」などのマイケル・マン。構想30年に及ぶ執念の企画を実現させた。主人公のエンツォ・フェラーリを演じるのは、製作総指揮にも名を連ねるアダム・ドライバー。会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせる一方で、愛する者たちには優しさと人間味を感じさせるエンツォを体現する。ラウラをペネロペ・クルス、リナをシャイリーン・ウッドリーが演じる。

【作品情報】
フェラーリ
2024年7月5日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 
   

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