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大谷翔平へのブーイングは「歪んだ形のリスペクト」 ドジャース同僚が指摘「一貫した偉大さの前ではまったく無駄」

J-CASTニュース

米スポーツメディア「ESSENTIALLY SPORTS」(WEB版)は2024年4月30日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(29)の特集記事を公開した。

その中で、大谷の同僚タイラー・グラスノー投手(30)の視点からトロント・ブルージェイズ3連戦(27日~29日)を振り返った。

「いい選手は下手な選手よりブーイングを浴びる」

ブルージェイズの本拠地で行われた3連戦。初戦の第1打席、打席に立った大谷に地元ファンから大ブーイングが飛んだ。大谷は動揺した素振りを見せずに大ブーイングの中、今季7号本塁打を放った。この1発を皮切りにドジャース打線が大爆発し12-2で大勝した。

第2戦は花巻東高校の先輩であるブルージェイズ菊池雄星投手(32)と今季初対決。大谷は第2打席でタイムリーヒットを放ち5打数1安打1打点の活躍を見せ、チームは4-2で勝利した。続く第3戦はノーヒットに終わり、チームは1-3で敗れた。

グラスノーは「ESSENTIALLY SPORTS」の取材に対して、ブルージェイズファンが大谷に浴びせたブーイングに関して独自の視点から持論を展開した。

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記事によると、グラスノーは「いい選手は下手な選手よりブーイングを浴びるだろうから、それなりに嬉しいものだよ」と主張し、「ブーイングを気にしない人がいるとすれば、それはおそらく彼(大谷)だろう。ブーイングは本当に彼に全く影響を与えないようだ」と語ったという。

同メディアは「グラスノーはブーイングを歪んだ形の敬意ひねくれた形のリスペクトととらえている」と説明した。

記事では初戦の第1打席で本塁打を放った後のベンチでのエピソードを紹介している。

「ブーイングは一線を越える可能性がある」

大谷がベースを一周してベンチに戻るとチームメイトがブーイングで迎え、大谷はこれを笑顔で受け止めたという。

記事ではこの時の様子を「大谷がいかに敵意に対して平然としているかを浮き彫りにしている」とし、「並外れた選手であっても気さくなユーモアを交えて接する、健全なチーム力を示唆している」と指摘した。

同メディアはブルージェイズファンのブーイングについて「持続的なブーイングは敵対的な環境を作り出し一線を越える可能性がある」とした一方で、こう結論付けた。

「結局のところ最も重要なことはブーイングそのものではなく、大谷翔平の一貫した偉大さの前ではまったく無駄だということだ。彼は打者としても投手としても優秀であり続け、一歩一歩歴史を作っている。このスラッガーは世界中のアスリートにインスピレーションを与え、集中力、献身、そしておそらく少しの厚かましさが何事にも打ち勝つ助けとなることを証明している」
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