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アイルトン・セナの超お宝「遺品ヘルメット」を持つ石橋貴明が「今もできないこと」とは

アサ芸Biz

 今から30年前の94年5月1日、F1サンマリノGPの決勝レース中に高速コーナーに激突し、34歳の若さでこの世を去ったアイルトン・セナ。神がかり的なドライビングで勝利を重ね、通算優勝回数41回を誇る「音速の貴公子」は、75年におよぶF1の歴史の中で「歴代最速」との呼び声も高い。

 彼の3度の年間王者は、すべてホンダエンジンを搭載したマクラーレン・ホンダによるものだった。本人も「第二の故郷」と公言するほどの親日家だったが、そんな彼の「遺品」を譲り受けた芸能人がいる。とんねるず石橋貴明だ。

 石橋とセナの「とんねるずの生でダラダラいかせて!」(日本テレビ系)のカート対決企画を覚えている中高年も多いだろう。今に例えるならドジャースの大谷翔平が日本以外の国のバラエティ番組に出演するようなものだが、この企画が実現した裏には2人の個人的な交流が大きかったと言われている。

 2018年の「Number」誌に掲載された石橋のインタビュー記事によると、92年10月に、番組収録とは関係ない場所でセナと面会したようだ。さらに翌年、93年のモナコGPで石橋はF1中継のリポーターを務めており、その場で2人は再会。同年12月に「生ダラ」のカート企画出演となった。その際にセナは、「鈴鹿で優勝したら、ヘルメットをあげる」と語ったという。

 亡くなったことで約束は叶わなかったかに思えたが、なんと、セナ財団から、93年に日本GPで使用したヘルメットが届けられた。石橋は「1度も頭を入れたことはありません」と自宅で大切に保管しているという。

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「93年の鈴鹿でセナは、同年の年間王者となったライバル、アラン・プロストに性能面で劣ると言われたマシンに乗りながら、彼を2位に抑えて優勝しています。セナのベストレースの1つでしょう。それだけに大変価値があります」(レース専門誌編集者)

 19年にパリで行われたF1の記念品オークションでは、セナが初の年間王者に輝いた88年のレースで使用したヘルメットが10万2000ドル(約1586万円)で落札されている。

「セナは今も世界中に熱狂的なファンが多く、これ以上のお金を払ってでも欲しいというコレクターは多いでしょうね」(前出・編集者)

 交流のある有名アスリートから愛用の品々を譲り受ける芸能人は多いが、ここまで価値のあるお宝はないかもしれない。

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