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「いいニュースはいいニュースですが…」 石川遼は想定外の“飛び”に苦しみ予選落ち

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「いいニュースはいいニュースですが…」 石川遼は想定外の“飛び”に苦しみ予選落ち(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2日日◇26日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

過去3勝と得意の御殿場で今季初の予選落ちとなった。第1ラウンドが濃霧による視界不良のため2時間50分遅れでスタート。午後スタートの石川遼は、15ホールを消化して3オーバーと苦しんだ。2日目は16番からの残り3ホールと第2ラウンドの18ホールを回り、スコアを伸ばせず。トータル3オーバー・137位タイで姿を消した。


予期せぬ“成果”で精度を欠いた。「アイアンの距離感が合っていなかった。修正できなくてスコアをうまく作れなかった」と2日間を振り返った。第1ラウンドでグリーンの奥のピン位置に対して、ほぼグリーンオーバー。ショートアイアンでもピンに絡められず、スコアメークに苦しんだ。

原因はいくつかあるが、一つが飛距離。標高500~600メートルのため通常より「4パーセントほど飛ぶ」。織り込み済みだったが、それを考慮しても想定以上に飛んでしまっていた。通常8番アイアンで162~163ヤードのところ、170ヤードほど飛んでいたという。「東建(ホームメイトカップ)よりもアイアンで5~10ヤードぐらい飛んでいるデータになる」。スコアを落とすことにつながるミスが多かったが、ある意味、この3週間の取り組みの“成果”でもある。

2020年から大幅なスイング改造をはじめてから5年目。スイングの形作りから始まり、ぶれないスタイルを貫いてきた。今季の一つのテーマが「スピードアップ」だ。

開幕前は安定感を高めるためにトレーニングを中心に行い、昨年までの服がきつくなるほど増大。肉体の変化に加えて「もっとスピードを出すにはどうしたらいいか、力の入れ方を工夫したり、コツコツとスピードアップしていければいいと努力しています」と日々研究を行っている。「昨年は一生懸命振っていて、これ以上伸ばしていくのは本当にコツコツやって、1年で1ヤードぐらいしか伸びないだろうと思ってやっている」。

2023年のドライビングディスタンスは301.45ヤードとコンスタントに300ヤードを超えている。突然5ヤード、10ヤードも伸びるとは考えていない。しかし、1カ月ぶりのツアーの練習場では「ちょっとスピードがついてきたなと思っていたんですが、東建の頃よりドライバーが5ヤードぐらい飛んでいました」。飛距離に関係するボール初速はドライバーで172~174MPH(76~77m/S)。昨年までは「170の壁」があり167~170MPH(74~75ⅿ/S)だったが、大きく上回っていた。

「急に(飛距離が伸びた)というか、いいニュースはいいニュースなんですけど…」と、自分の飛距離に確信を持てないままだった。

飛距離が伸びたことに加えて「技術的な問題」もある。特に初日はスイングがつかまる傾向にあり、「ショートアイアンでチャンスを作れなかった」。この2日間は8つのバーディを奪ったが、ほとんどがパー5やミドルアイアン以上を使うパー3でのもの。ロングゲームとパッティングが主役だった。

「8番アイアン以下のところが大事。タテは大丈夫だと思いますが、左右のブレをもう少し幅に収めないと。スコアを作る上で非常に大事です」と来週以降は飛距離のタテだけでなく、横のブレも減らしていく作業が必要となる。


 
   

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