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先生の一言で図画工作・美術で小中学校時代に唯一取った「4」

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小学校時代にはとてもつらい思い出もある。4年生になった頃、念願の工作クラブに入り、クラブ活動のある木曜日6時間目の授業がとても楽しみになった。3回ほど工作クラブの活動に出席した。

最後の工作は、今でも良く覚えているが、プーリー(滑車)の工作キットの組み立てであった。大きさの異なるプーリーがどのように回転運動を伝えるかの理解を深めるためのキットであった。夢中になってキットを組み立てた。

そんな幸福な時間を送っていたとき、実はまさに「天国」から「地獄」に突き落とされることになった。急に合唱クラブのテストを強制的に受けさせられたのだ。各クラスから選抜されたメンバーは、県の合唱コンクール予選(TBSとNHKの2つの合唱コンクール)に向けて、朝に夕に合唱練習をさせられることになった。

実は特に歌がうまかったわけではないし、音楽に対してそれほど興味があるわけではなかった。いや、ほとんどなかったといっていい。そのせいかクラブ顧問の先生からはかなり厳しい指導を受けることになり、精神的にかなり追い込まれていった。

一番いやで恥ずかしい思い出は、発表会前の練習で、全体の出来が良くなかったせいか、クラブ顧問の先生の機嫌が悪くなり、実の音程がはずれていることが特に気になったのだろう、皆の前で「坂入、大きな声で歌わないで」と言われたときだ。

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なんとかほかの子に追いつこうと考え始めたときだったので、このひとことでまったくやる気を失った。それに、たくさんいる女の子の前で恥をかかされたことも、実にとってはいやな思いを増幅した。

思いあぐねて、担任の先生に元の工作クラブに戻してほしいと何度か願い出た。結局許可は下りなかった。小学校時代にも、当然のことながら楽しいことはいろいろとあったと思う。しかし、今でも、小学校時代のことで真っ先に思い出してしまうのは、何度も記憶を反芻してしまう「合唱クラブでのつらい思い出」だ。

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