今回、福岡高等技術専門校跡地有効活用事業として複合施設を建設・運営していくのは、スターツ九州株式会社を代表企業に、構成員に株式会社九電工と株式会社青木茂建築工房の計3社で構成された地元企業のコンソーシアムだ。
なお、本事業は、スターツグループにとって、九州地区において初のPPP・PFI事業となる。
内装に福岡県産材や大川組子調デザインを採用、県の推奨緑化木を植樹
今回の『福岡高等技術専門校跡地有効活用事業』においては、福岡高等技術専門校の旧校舎跡地を最大限に有効活用していくことを目的に福岡県が、本事業敷地に定期借地権を設定している。
そして、事業公募で選ばれた民間事業者が、福岡県から土地を借り受けて、新たに公共施設や一般向け店舗、賃貸マンションなどが入居する複合施設を建設・運営していくスキームだ。
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今回の公募事業で採択されたスターツ九州を代表企業とする地元企業グループによる事業提案では、福岡県の魅力を発信していく方策として、入居する福岡農林事務所の内装材に福岡県産材を使用し、各施設のエントランスに大川組子調デザインを採用している。
さらに福岡県の推奨緑化木を植樹していく予定だ。
複合施設の建設計画では、福岡県が策定した『福岡都市圏 都市計画区域マスタープラン』を踏まえ、積極的な緑化や周辺環境に調和した施設デザインを採用している。
また、LED照明や太陽光発電の導入などによるSDGs達成に向けても取り組んでいく。
さらに災害時に利用可能な非常用発電機を設置し、防災井戸やマンホールトイレの設置などにも対応した施設となる。
スターツコーポレーション株式会社では、福岡高等技術専門校跡地有効活用事業に関して、次のようなコメントを出している。
「本プロジェクトにおいても、『総合生活文化企業』として多岐に渡る事業を展開してきた強みと、これまで取り組んできたプロジェクトで培った経験や知見を活かし、地域に根差した開発・整備・運営事業を行ってまいります」
画像提供:スターツコーポレーション
『福岡高等技術専門校跡地活用有効事業』計画地概要
◎ 所 在 地 :福岡市東区千早四丁目3025番3
◎ 敷地面積:3,300.00㎡
◎ 用途地域:商業地域
◎ 建 蔽 率 :80%
◎ 容 積 率 :400%
参照サイト
スターツコーポレーション『福岡高等技術専門校跡地有効活用事業にてスターツ九州を代表としたコンソーシアムが優先交渉権者に決定』
https://www.starts.co.jp/news/press/2023/6291/
福岡高等技術専門校跡地有効活用事業に係る公募
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuokakoutougisennkou-saikoubo.html
福岡都市圏 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/709552_61968665_misc.pdf
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