アメリカ政府は長距離ミサイル「ATACMS」をウクライナに供与していたことを明らかにしました。
【映像】発射された長距離ミサイル「ATACMS」
「アメリカはウクライナに新しい能力を提供している。バイデン大統領は2月、かなりの数のATACMSを供与するよう指示した」(サリバン大統領補佐官)
ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官によりますと、「ATACMS」の供与は3月発表した軍事支援の一部に含まれていて、すでにウクライナに到着しているということです。
アメリカメディアは今回、供与された「ATACMS」は射程が300kmのタイプで、ウクライナ軍がクリミア半島にあるロシア軍の飛行場など、4月に入って2回攻撃に使用したと伝えています。
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サリバン大統領補佐官は「ATACMS」はロシア領内の攻撃には使われないとの認識を示したうえで、今後も供与を続けるとしています。
アメリカは2023年10月に射程165kmの「ATACMS」を供与したとされていますが、ウクライナは前線から離れたロシア軍の拠点を攻撃するため、より射程の長い「ATACMS」を求めてきた経緯があります。(ANNニュース)