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「『打ってください』っていうメッセージかなと思って」。相手を突き放す3点目。ボランチで先発した戸嶋祥郎が攻守に躍動【ルヴァン杯】

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「『打ってください』っていうメッセージかなと思って」。相手を突き放す3点目。ボランチで先発した戸嶋祥郎が攻守に躍動【ルヴァン杯】(C)SOCCER DIGEST Web
[ルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦]群馬 1-3 柏/4月24日/正田醤油スタジアム群馬

 4月24日、柏レイソルはルヴァンカップの1stラウンド2回戦でザスパ群馬と敵地で対戦し、3-1で勝利。J1の力を見せつけた。

 この試合にボランチで先発した戸嶋祥郎は73分までプレー。4月12日に行なわれた浦和レッズとのリーグ戦では右サイドでプレーしたが、群馬戦では中盤の底で躍動し、どこで使われてもハイレベルに任務を遂行する能力を示した。

 戸嶋は「浦和戦から大きく変わったのは、やはりポジションです。前回はサイドで、今回はボランチ。群馬戦までのトレーニングで起用場所は分かっていたので、やるべきことのズレがないように意識しました」と明かす。ピンチの芽を摘み、ビルドアップでも積極的にボールを受ける。サイドハーフとはタスクが異なるなかで、ポジションに応じたプレーを見せた。
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 そんな28歳は、2-0で迎えた45+2分に、チーム3点目となるゴールも決めた。

「タク(島村拓弥)が中にドリブルで運んできて、そこからパスが来るというのは練習でもある形。ドリブルではなかったけれど、タクが中を向いたので、きっと出してくれるという気持ちでスペースに入っていきました。想像以上に優しいパスが来て、『打ってください』っていうメッセージかなと思ってそのまま狙いました」

 戸嶋は最後に、後半の1失点を振り返り、ゼロで終われなかったことに対して悔しい表情を浮かべた。

「勝ち進めたことは良いこと。ただこの1失点を教訓として、次に同じことがないように。僕自身は交代後ではありましたけど、もっとできることがあったと思ってるんで、それも含めて今後、改善していきたいです」

 完勝にも満足しない姿勢で、これからもチームのために戦い続ける。

取材・文●平龍生(サッカーダイジェスト編集部)

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