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「堅実なディフェンダーだ」ピアースがレブロンの守備に言及「でも、他の選手ほど俺を困らせることはなかった」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

「堅実なディフェンダーだ」ピアースがレブロンの守備に言及「でも、他の選手ほど俺を困らせることはなかった」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、長いNBAの歴史で唯一の通算4万得点をクリアするなど、数々の記録を打ち立ててきた。

 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでのキャリア21年間でクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームでプレー。通算優勝回数は4回(2012、13、16、20年)を数えるが、異なる3チームで優勝を果たし、そのすべてでファイナルMVPに輝いた史上初にして唯一の選手となっている。

 そのほか、昨年2月にカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)を抜いて通算得点で歴代1位に浮上。さらに通算得点とアシストの両部門で唯一歴代トップ5にランクインし、キャリア5年目の08年に得点王(平均30.0点)を獲得しただけでなく、2020年には35歳にして自身初のアシスト王(平均10.2アシスト)にも輝いた。

 レギュラーシーズンとファイナルのMVP受賞4回も“神様”マイケル・ジョーダンに次ぐ数字で、通算1492試合出場は歴代6位、今年オールスター選出20回の新記録も打ち立てた。また、守備面でもオールディフェンシブ1stチーム選出5回、歴代8位の通算2275スティール、同80位タイの1111ブロックもマークしている。
  功績を上げたら枚挙に暇がないレブロンだが、キャリアで手にしていないタイトルのひとつが前述の最優秀守備選手賞だ。キャブズ時代の08-09シーズン、ヒート時代の12-13シーズンに投票で2位に入るも、それぞれドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)とマルク・ガソル(元メンフィス・グリズリーズほか)に阻まれた。

 そんななか、現役時代にしのぎを削った殿堂入り選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が、レブロンの守備に関して持論を展開している。

「ブロン(レブロン)は堅実なディフェンダーだと思う。彼は強い。でも、他の選手ほど俺を困らせることはなかった。最優秀守備選手賞に輝いたロン・アーテスト(メッタ・ワールド・ピース/元インディアナ・ペイサーズほか)のようにね。彼はずっと密着して、プレーをハードにさせてくる。

 ブロンはもう少しゆったり、のんびりしている印象だ。サイズ、運動能力、手を駆使してくる。アーテストやマーカス・スマート(現グリズリーズ)、トニー・アレン(元セルティックスほか)と同じ(守備の)レベルではなかった」
  レブロンはパッシングレーンを守り、対峙した相手を追いかけてブロックするのが得意なタイプだという。運動能力も高いが、ピアースの評価は、総合的に見て決してエリートのオンボールディフェンダーではないというものだ。

「俺はブロンを年間最優秀守備選手賞の対象として見たことがない。彼のオフェンスが圧倒的だから、みんなディフェンスのことは考えないんだ。知っての通り、最優秀守備選手賞はビッグマンの賞だ。ガードやウイングの受賞者について話す時は、ゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)やマーカス・スマートのような選手たちのことを話しているのと同じだ。コート上でプレッシャーをかけてくれる選手たちだ。トニー・アレンは最優秀守備選手のタイトルを獲得できなかった。マルク・ガソルが受賞した2012-13シーズンに1位(投票結果は5位)になるべきだったと思う」
 「ブロンがいなかったら、今の俺はなかっただろう」と語るピアースは、レブロンの実力を高く認めつつ、守備面に関してはそれを上回る選手たちがいると語っていた。

構成●ダンクシュート編集部

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