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フル出場の南野拓実が攻守に躍動! 上位対決制した2位モナコが4連勝【リーグ・アン】

超ワールドサッカー

リーグ・アン第29節延期分、モナコvsリールが24日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが1-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。

前節、南野の今季8点目などでスタッド・ブレストとの上位対決を制した2位に浮上したモナコ。4連勝を狙ったミッドウィーク開催の延期分の一戦では4位のリールをホームで迎え撃った。この試合で南野は[4-4-2]の左サイドハーフで起用された。

立ち上がりから一進一退の攻防が続いていく。序盤はやや押し込まれたモナコは、ハラルドソンのボックス内での折り返しがDFにディフレクトしてあわやオウンゴールというピンチを招いたが、ここはGKマイェッキの好守で凌ぐ。

15分を過ぎた辺りから攻勢を強めるホームチームは20分、南野に最初の決定機。ボックス手前でベンタレブのトラップ際を狙って奪い切ると、鋭い右足のミドルシュートを放つ。無回転気味のシュートが枠を捉えたかに思われたが、わずかにクロスバーの上を越えた。

以降はセットプレーからフォファナの際どいヘディングシュートなどでチャンスを窺うモナコ。38分には再び日本代表FWに見せ場が訪れる。バイタルエリア中央でのアクリウシュとのパス交換でボックス内に侵入した南野はアンドレに後ろから当られながらも強引に左足シュートに持ち込んだが、これはわずかに枠の左に。また、この接触でPKを要求したものの、認められず。

結局、ゴールレスで折り返した試合。後半はよりオープンな展開で進んでいく。開始直後にグズムンドソンの左ポスト直撃のヘディングシュートで冷や汗をかいたホームチームだが、直後には南野やアクリウシュがボックス内で続けてフィニッシュに持ち込んでいく。

すると、この展開の中でモナコがゴールをこじ開ける。61分、相手陣内中央でのボール奪取からそのままペナルティアーク付近まで運んだフォファナが左足を一閃。DFヨロの股間を抜けた鋭いシュートがゴール右下隅の完璧なコースに突き刺さった。

良い時間帯に先制に成功したモナコは、さらに追加点にも迫る。69分、自陣での南野のパスカットからカウンターを発動。エンボロのスルーパスに反応したベン・イェデルがボックス内でGKシュヴァリエを右にかわしてシュートを放つが、これはシュヴァリエの見事なリカバリーに阻まれる。

その後もベン・イェデルに2度目の決定機が訪れるも、決め切ることができずに試合を殺せないモナコ。徐々に逃げ切りに態勢に入りつつ、前がかる相手を引っくり返す形で追加点を狙う形にシフトする。

その中で攻守両面に集中したプレーを見せる南野は、試合終盤にチアゴ・サントスにボックス内へのドリブル突破を許しかけるが、うまく身体を入れて交錯しながらもボールにアタックする好守も見せた。

そして、日本人エースの奮闘もあってフォファナのリードを守り抜いたモナコが難敵リールとの接戦を制して2位死守に成功した。

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