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323匹の父になった9歳のゴールデン・レトリバー、盲導犬繁殖から引退で「誇り」「幸せに」の声(英)

Techinsight

英国盲導犬協会「ガイド・ドッグス(Guide Dogs)」の繁殖プログラムを通し、“繁殖犬”として活躍した雄のゴールデン・レトリバーが今月、引退することが明らかになった。なんと323匹の父犬で、子犬のほとんどが視覚障がい者らを支えているという。YouTubeチャンネル『Inside Edition』などが伝えた。

繁殖からの引退が決まったのは9歳の雄のゴールデン・レトリバー“トリガー(Trigger)”で、これまでに成功した繁殖は39回、子の数は323匹で非営利団体である英国盲導犬協会きっての繁殖犬だった。

特にジャーマン・シェパードのメスの盲導犬“ユニティ(Unity)”との間には2021年、同協会では最多となる16匹の子犬をもうけており、スタッフはトリガーを“ザ・ドッグファーザー(the Dogfather)”とニックネームを付けて呼んでいたという。

米ニュースメディア『CBS News』によると、トリガーが父犬となった323匹のうち294匹は同団体が、他の29匹は補助犬の慈善団体や盲導犬学校が繁殖を手掛けたそうで、子犬たちはイギリスの至るところで主に盲導犬として活躍している。またトリガーの子はフランスとオランダでも誕生しており、英オックスフォードシャーのバンベリーで、繁殖犬飼育ボランティアとしてトリガーの世話を7年間続けてきたサラ・バーンさん(Sarah Byrne)は、愛犬についてこう語った。

「トリガーは繁殖を一切しない時があったの。なぜならあの子は明らかに休息が必要だったから。」

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「それでも同協会にはよく出かけたし、行くと大興奮だった。でもそれがただの目の検査だったりすると、1時間後のお迎え時にはちょっぴりガッカリしているのが分かったわ。」

一方で、同協会の繁殖プログラムの責任者ジャニーン・ディクソンさん(Janine Dixon)は「トリガーの素晴らしく穏やかな性格と、極めて良好な健康は私たちのプログラムにとっては完璧だった」と指摘し、「視覚障がい者を支援する数百匹の盲導犬の父、トリガーがもたらした影響力は計り知れない」と述べた。

ジャニーンさんによると、トリガーの子のうち雌9匹と、雄1匹が繁殖犬として父のレガシーを引き継ぐそうで、トリガーは現在、サラさんが正式に引き取り、今まで通りバンベリーで暮らしているという。またトリガーが最後に父となった雌5匹、雄1匹の子犬は2月生まれで、今週で生後10週になるそうだ。

なおこのニュースには、次のようなコメントが寄せられている。

「トリガーはこれまで、かなり忙しかったね。お疲れさま。」
「第二の人生を楽しんで!」
「私の夫の盲導犬もトリガーの子孫よ。」
「凄い数の子!」
「養育費を払わなくていいのだから、ラッキーだよ。」
「繁殖犬なんて悲しいな。お金が全てでしょう。」
「いや、盲導犬の父。とても誇らしそうだよ。」
「トリガーは幸せそうじゃない!」
「素晴らしい仕事をしたよ。誇りに思う!」

テックインサイト編集部ではトリガーの今後の幸せを祈るメッセージを送るとともに、現在のトリガーの様子について同協会に質問を投げかけている。

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