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7 MEN 侍、初対バンライブでヤバTと激突 コラボパフォーマンスも披露した『Battle of Rock』初日

Real Sound

7 MEN 侍(写真=上飯坂一、冨田味我)

 4月23日・24日にぴあアリーナMMにて、7 MEN 侍がホストを務める対バンライブ『SODA presents Battle of Rock ~Mission of 7 MEN 侍~』が開催された。7 MEN 侍にとっては初の対バンライブとなる。23日にはヤバイTシャツ屋さん、24日にはNovelbrightが相手となり、会場を大いに盛り上げた。本稿では23日の模様をレポートする。

(参考:長尾謙杜、ラウール、末澤誠也、中村嶺亜……メンバープロデュース衣装はなぜ魅力的?

 開演直前、明転したステージ上で最後の音合わせをするギターやベースの音が聴こえてくる。「始まるよ~!」という朗らかな声と、子供番組のオープニング曲を思わせる愉快なBGMに合わせてコミカルにヤバイTシャツ屋さんの3人が登場した。

 猛烈な勢いとともに1曲目の「あつまれ!パーティーピーポー」で会場を一気に盛り上げる。派手なライティングが会場全体を刺激し、ボルテージを一気に高めていく。始まって数秒で全員がその勢いに飲まれ、手を挙げて音に乗る。こやまたくや(Vo/Gt)の「踊りなさ~い!!」の一声で、さらに客席が唸る。1曲目から飛ばしまくる。

 一気に5曲を披露し、ここでMCに。「ヤバイTシャツ屋さんのライブ初めて観るよ~っていう人?(多くの観客が手を挙げる)速攻下げてください!」と会場を笑いで包み、彼らのファンに「頑張れよ!」と煽る一幕も。最後には、ありぼぼ(Vo/Ba)から観客にお願いが。再度しゃがみ、スタンド席の最後列からアリーナの最前席まで、身体をうねらせた独自の「7 MEN 侍ジャンプ」をしてウェーブを起こす。少しずつじわじわと伸びていくウェーブがステージに到達し、「ちらばれ!サマーピーポー」「Blooming the Tank-top」「無線LANばり便利」と続けての演奏が炸裂。ステージでは炎が上がり、野外音楽フェスかのようなテンションで駆け抜けていった。 ここで突如、サプライズでスペシャルコラボとして7 MEN 侍が登場し、ヤバイTシャツ屋さんの人気曲「かわE」を2組で歌唱。きっとこの夜にしか聴けない、最初で最後の貴重なコラボ。矢花黎はドラムを叩くもりもとのもとに駆け寄ったり、中村嶺亜が全身をくねらせて歌詞の「かわF」を表現したり。パフォーマンス後にはこやまが「ずっとこれからもこのメンバーで活動したいです」とボケ、会場からは笑い声が上がった。

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 「今日は対バンなんで、仲良しこよしでやるイベントじゃないと思うんですよ。Battle of Rockって言っちゃってるんで。ロックの闘いやと思って来てるんですね。今日ぼくらロックバンドの代表だと思って来てるんで。今日マジで7 MEN 侍に負けるわけに行かないんですよ!!」とこやまが絶叫し、ラスト2曲の「ヤバみ」と「ハッピーウェディング前ソング」を続けて披露。こやま、ありぼぼの声がピストルのようにぶっ刺さる。ほんの一瞬も気が抜けないくらい、どの瞬間もノってしまう。天井をぶち破ってしまうほどの盛り上がりで、最高にクレイジーな時間が生み出されていた。

 ヤバイTシャツ屋さんのステージによって、会場の空気は熱気を帯びたまま。しばらくするとステージ奥からゆっくりとせり上がって7 MEN 侍の面々が登場し、その場は絶叫の渦に包まれた。舞台『Act ONE』でも見せた中村デザインの衣装に身を包み、姿を見せたその瞬間から会場を完全に掌握する。

 1曲目披露したのは、オリジナル曲でメンバーの本髙克樹と菅田琳寧が制作に携わった「Chaos Killer」。全編英語の歌詞であるこの曲は、重低音が響きまくるダークなサウンドが持ち味。序盤はバチバチにダンスをキメていたが、中盤からそれぞれが楽器を手にし、ギターやドラム、ベース、キーボードとあらゆる音が交差していく。歌もダンスも、バンドもバシッと決める。彼らにしかできない芸当を、初っ端からこれでもかと畳みかけていく。

 続いて披露したのは、「SAMURAI」(タッキー&翼)。中村が「熱い夜にしようぜ!!」とさらに焚き付けていく。菅田は、楽器をギターからサックスに持ち替え、彼らの多彩な演奏スキルが早速滲んでいた。

 会場が一つになってコールアンドレスポンスを奏で、ステージ上の彼らへの視線がさらに熱を帯びていくのがわかる。曲中では「みんなもっと声聞かせてくれ!!」の言葉で天井をぶち破るほどの歓声が上がり、サムライコールで会場が一体となっていく。頭をブンブン振り回す矢花や観客に向かって手をかざす中村とは対照的に、音と歓声に聴き入り陶酔する今野大輝や菅田、時折客席に視線をやり楽しさが表情からも滲み出ている本髙と、折り重なるさまざまな音色を土台でしっかり支えつつ、自分自身も全力でライブを堪能している佐々木大光。本格的なバンドサウンドに会場が飲まれていった。

 「どうした、そんなもん? もっと本気でかかってこいよ!!!」中村の誘いに乗るように、歓声がまた上がる。次に披露されたのは、彼らにとって初めてのオリジナル曲である「サムダマ」。音程よりも感情を優先した、枠に囚われない良い意味でお行儀の悪いライブ。本来の彼らのキャラクターも相まってそのギャップに心も身体も支配されていく。「おいおいどうした? ぴあアリーナそんなもんかよ? 死ぬ気でかかってこいよ!」そう矢花が叫び、盛り上がりはさらなる勢いを増す。観客も一緒に歌っている、大合唱だ。その場にいた全員が、心のままに踊り狂う、圧巻の光景が広がっていた。

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