top_line

あなたの語彙力が試される!
無料ゲーム「ワードパズル」で遊ぼう

「忘れるべき週末」「リカルドについていけず」中国GPで終始苦戦した角田裕毅への各国メディアの評価は軒並み厳しいものに…

THE DIGEST

「忘れるべき週末」「リカルドについていけず」中国GPで終始苦戦した角田裕毅への各国メディアの評価は軒並み厳しいものに…(C)THE DIGEST
 F1第5戦の中国グランプリ、角田裕毅はここ数戦の好調ぶりが嘘のように初日の最初のセッションからペース不足に苦しみ、今季初のスプリントが導入された週末に、2つの予選で19番手に沈み、スプリントは16位フィニッシュ。そして日曜日の決勝は今季初のリタイアを喫している。

 走行そのものには好感触を得ながらも、全くタイムに結びつかないということで、「何が起こっているのか分からない」と語るぐらいに深刻な状況に陥っていた角田。それでも決勝では、懸命に走行を続けて順位を上げていたが、26周目、セーフティーカー(SC)出動後のレース再開時に追い抜きを仕掛けたケビン・マグヌッセン(ハース)がリアタイヤに接触したことでパンク。あえなくコース外にマシンを停めざるを得なかった。

 2週間前の母国GPとは一転して、自身初となる上海でのレースウィークエンドは全体的に厳しいものとなった。それは各国メディアの評価にも如実に表われている。英国のF1専門サイト『CRASH』は10点満点の採点で「5.5」を与え、寸評も「非常に稀な角田の週末。上海では、チームメイトであるダニエル・リカルドのレベルに達しなかった」とネガティブな内容となっている。
  モータースポーツ専門サイト『RaceFans』はさらに低い「4」。「2024年シーズンのほとんどで、角田はレッドブルのセカンドチームで最も優れたドライバーだったが、中国では全くそうではなかった。彼は一貫性がなく、特に予選ではチームメイトのペースに追いつくことができなかった。日曜日はそれまでより力強く見えたものの、レースは自身に責任がない状況で終わった。異例なことに、週末全体にわたって彼は期待を裏切る結果となった」と綴った。

『MOTORSPORT WEEK』は、「中国での角田は苦戦し、リカルドより優位に立ちながらも、常にこの経験豊富なチームメイトの一歩後ろを走った。自身初のこのグランプリでは、セットアップの問題とグリップ不足に悩まされた。そしてレースでは、マグヌッセンにぶつけられてリタイアに終わった」と角田の週末を総括し、採点は「5.5」を付与している。

 及第点の「6」としたF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、「今季の好スタートの後、マグヌッセンに『人間ピンボール』として利用されるまで、角田はずっと厳しい週末を送っていた。ポジション的にはポイントを獲得できる可能性は低かったが、このハースのドライバーによってパンクさせられたことで、角田を待っていたかもしれないチャンスは全て失われてしまった」と、同情も示した。 モータースポーツ専門サイト『TOTAL MOTORSPORT』は、「角田は3日間全てでペースに苦しみ、リカルドに勝つことができなかった。マグヌッセンにぶつけられてレースを終えざるを得なかったが、彼は無実だった」として、採点はなし。続いて、オランダ『GPBLOG』の採点は「5」止まりで、「マグヌッセンによってレースを早々に終わらせられることとなったが、角田自身、それまでのパフォーマンスはあまり良くなかった。上海では、リカルドが彼を完全に凌駕していた」と、チーム内対決に言及している。

 スペインのF1専門サイト『F1i.com』の採点は「6」で、「直近の2レースで連続してポイントを獲得するなど、RBのスターパフォーマーだった角田だが、中国では明らかに調子を落としており、速さではチームメイトに対抗できないようだった」とネガティブに評し、続けて以下のようにレースを振り返った。

「スプリントでは最後尾(19番手)からスタートしてすぐに順位を上げ、他車の失速やリタイアによって、最終的に16位。そして、決勝でも状況は改善せず、再び19番グリッドからスタートし、SC後のレース再開時にマグヌッセンにスピンさせられ、レースから脱落した。彼は、(サーキットを後にして)早く空港に向かえることを喜んでいたかもしれない」
  スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ユウキにとって忘れるべき週末。彼はチームメイトのペースに全くついていくことができず、レースはマグヌッセンによって早々に終わった」と終始ネガティブな寸評を綴り、こちらの採点は「5」止まりとなっている。

 最後に、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、採点ではなくランキング形式で各ドライバーを評価。通常は、実際の順位よりも高いランクに位置することが多い角田だが、今回は「19位」。そして、同メディアの日本人ドライバーに関する寸評も厳しいものとなった。

「角田は、初めての中国GPでなかなか調子を上げられなかった。FP1ではハードタイヤの走行に集中し、セットアップのトラブルやグリップ不足に苦しんだ。2つの予選では、いずれもリカルドから大きく遅れをとり、その差はスプリント予選で約0.5秒、予選は0.3秒だった。そのため、両方のレースで順位を大幅に落とし、最後はマグヌッセンによる衝突でこのレースウィークエンドを早々に終わらせることに。今季序盤の好調なフォームが急激に低下した」

構成●THE DIGEST編集部

【動画】角田裕毅がマグヌッセンと接触…そして無念のリタイアに
【動画】日本GP、角田裕毅が逆バンクで華麗なオーバーテイク!
 
【動画】RBの神業タイヤ交換! ライバル5台に競り勝ち、角田裕毅もチームに感謝
​​​​​​
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル