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【天皇賞(春)】ドゥレッツァが最強ステイヤーの座へ 直近9年の勝ち馬は菊花賞で好走歴あり

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【天皇賞(春)】ドゥレッツァが最強ステイヤーの座へ 直近9年の勝ち馬は菊花賞で好走歴あり(C)SPAIA

菊花賞好走馬に注目

天皇賞(春)のデータをまとめてみよう。

【好走率アップ】
A「美浦所属馬」
B「前走大阪杯」
C「前走2着以内」
D「前走1番人気」

【好走率ダウン】
E「前走6着以下」

【勝ち馬なし】
F「7歳以上」
G「前走ダイヤモンドS」
H「前走2400m」

【連対馬なし】
I「牝馬」
J「前走OPクラス以下」
K「中2週以内」

まず、「連対馬なし」に該当する馬を除外。残った馬でプラスデータを多く持つのは、ドゥレッツァ(A・C・D)とタスティエーラ(A・B・D)の2頭。今回、好走率が高い大阪杯組は、タスティエーラだけ。ただ、同馬は「好走率ダウン」のE「前走6着以下」にも当てはまっている。同項目を近5年で調べてみると【0-0-0-22】となり、1頭も馬券に絡んでいない。

対して、ドゥレッツァはマイナスデータに一つも引っかかっていない。また、2015年以降の勝ち馬を調べると、15年ゴールドシップ(菊花賞1着)、16、17年キタサンブラック(菊花賞1着)、18年レインボーライン(菊花賞2着)、19、20年フィエールマン(菊花賞1着)、21年ワールドプレミア(菊花賞1着)、22年タイトルホルダー(菊花賞1着)、そして23年ジャスティンパレス(菊花賞3着)。いずれも菊花賞で好走した馬である。昨年菊花賞1、2着のドゥレッツァ、タスティエーラの本命、対抗で異存はないだろう。

3番手以下だが、チャックネイト(6歳)とワープスピード(5歳)は、ともにA・Cのプラスデータを2つ、マイナスデータなし。5歳世代の方が6歳世代より好走率が高いので、ワープスピードを上に取る。最後の1頭はサヴォーナ。菊花賞好走馬が活躍していると書いたが、ゴールドシップ以外はすべて4歳か5歳馬だった。4、5歳馬、かつ菊花賞に出走したのは、ドゥレッツァ、タスティエーラ以外だとサヴォーナだけ。菊花賞の成績は5着と上述の先輩たちには少し劣るが、マイナスデータもE「前走6着以下」だけなので穴候補として押さえておきたい。

◎ドゥレッツァ
◯タスティエーラ
▲ワープスピード
△チャックネイト
×サヴォーナ

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。
今年のゴールデンウィークは、いつもに増してハードスケジュール。当週に園田競馬場へやってくるという、グルメキッチンカーだけを楽しみにして、黙々と仕事をしています。

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