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調子良かったのは何で? ノリス、苦戦予想した中国での好パフォーマンスにハテナ残る

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調子良かったのは何で? ノリス、苦戦予想した中国での好パフォーマンスにハテナ残る(C)motorsport.com 日本版
 マクラーレンのランド・ノリスは、F1中国GPの決勝を2位で終え、この好結果は予想外だったと語った。

 ノリスは雨のスプリント予選でポールポジションを獲得。スプリントレースではスタート直後のルイス・ハミルトン(メルセデス)との攻防で後退し、19周のレースを通じてタイヤの摩耗に苦しみ6位に終わったものの、決勝レースでは素晴らしい走りを見せた。

 レース中盤のセーフティカーにも助けられ、ノリスはセルジオ・ペレス(レッドブル)を抑えて2位を獲得した。

 上海国際サーキットは、ロングストレートに低速のロングコーナーが組み合わされた、マクラーレンMCL38があまり得意としない要素に偏っているため、チームは事前にダメージを抑える週末になると予想していただけに、この結果は嬉しいサプライズだった。

 ノリスは、チームが中国でのペースに誰よりも驚いていると語った。

「思ったより速かった。限界があると思っていたところや、おそらくもっと苦戦するだろうと予想していた場所で、それほど苦戦しなかったんだ」

「ターン1のような長いコーナーは、僕らにとって常に大きな弱点だった。でもターン1の一部はおそらく僕らが予想しているよりも良かった。まだマシンのことを学んでいる最中だし、路面もかなり変則的で、それがもう少し僕らのペースに作用したのかもしれない」

「僕たちが作り話をしているわけじゃない。自分たちがどこにいたいかについて、正直な意見を言っているんだ。もし週末を迎えて、自分たちが強くなるとわかっていたら、そう言うだろう」

「でも、今年はずっとレッドブルとフェラーリの後塵を拝してきた。今回、僕たちが素晴らしいレースをすることを示すものは何もなかったんだ」

 マックス・フェルスタッペンやペレスとは異なり、ノリスは20周目にバルテリ・ボッタス(ザウバー)がコースサイドでマシンを止めた際、まだピットに入っていなかった。

 ボッタスのストップによるバーチャル・セーフティカー(VSC)の発令が遅れたため、ノリスは一時ピットストップのチャンスを逃したのではないかと心配したという。

「FワードとかSワードとか、色々あったよ」

 そうノリスは振り返った。

「VSCが出るのは明らかだったけど、出なかったんだ」

「最終コーナーを回ったらすぐに出るに違いないと、自分に言い聞かせていたんだ」

 しかし、ボッタスのマシン回収に時間がかかり、セーフティカーが出動したことで、ノリスの懸念は杞憂に終わった。ロスタイム少なくピット作業を済ませたことで、2番手に浮上することができたのだ。

「物事が僕たちに有利に進んだのは確かだ。レッドブル勢が再びピットストップすることになったからね」

「その結果、フェラーリ(シャルル・ルクレール)を間に挟んでチェコ(ペレス)の前に出ることができた。それで僕は少し救われたんだ」
 
   

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