【WWE】5・25サウジアラビアで「キング・オブ・ザ・リング」トーナメント3年ぶり開催 マッキンタイア、グンター、ウッズが出場名乗り

　「キング・オブ・ザ・リング」トーナメントの3年ぶり開催が決定。現地時間22日、オハイオ州コロンバスで行われたロウでドリュー・マッキンタイア、グンター、エグゼビア・ウッズが出場の名乗りを上げた。

　「キング・オブ・ザ・リング」は1985年に初開催以来、39年の歴史を誇るWWEのトーナメント。ブレット・ハート、スティーブ・オースチン、トリプルH、カート・アングルらそうそうたる顔ぶれが歴代優勝者に名を連ねている。5月25日、サウジアラビアで行われるPLE『キング&クイーン・オブ・ザ・リング』でのトーナメント開催が決定。ウッズが優勝した2021年以来、3年ぶりで、さっそくこの日、出場の名乗りが挙がった。

　先陣を切ったのは『レッスルマニア40』でサミ・ゼインに敗れ、実に666日間保持したIC王座を失った皇帝グンター。帝国軍インペリウムのジョバンニ・ヴィンチ、ルドヴィヒ・カイザーを従えてリングに登場すると、「ワシはもはや狙われる側じゃない。狙う側に回ったんじゃ。新時代が到来した。ワシはこの新時代に名を刻んでやろう。手始めにキング・オブ・ザ・リングへの参戦をここに宣言する」と名乗り。「優勝したあとにどの王座を狙うかはワシ次第じゃ。現チャンピオンどもに警告じゃ。おどれらは狙われとる。たやすく勝ち取れるだけでなく、その王座を誰よりも防衛できる、このワシにじゃ。皇帝にはキング・オブ・ザ・リングの玉座がふさわしい」と言い切った。

　そこへ現れたのがコフィ・キングストンとウッズのニューデイ。前回覇者のウッズは「今、君は前キング・オブ・ザ・リング優勝者様の御前にいるのだよ。そして君は今、俺の座を奪おうとしている。偉大な記録を作るのは君だけじゃないぜ。俺が2度目のキングオブ・ザ・リングに輝くのだからな」と言い切った。グンターが「ワシがキング・オブ・ザ・リングのチャンピオンになった瞬間、イメージは一変する。おぬしはマグレで勝ったチャンピオンのなり損ないとして大衆の記憶に残るじゃろう」と通告すると、ウッズは「チャンピオンだって? 面白いな。だって君はもうチャンピオンじゃないだろ」とUS王座陥落のグンターを嘲笑した。

　続いて名乗りを上げたのはマッキンタイア。レッスルマニアでセス“フリーキン”ロリンズを破って世界ヘビー級王座戴冠を果たしたものの、キャッシュインしたダミアン・プリーストに敗れて陥落。2週間前には同王座挑戦者決定4WAY戦に臨んだが、CMパンクの妨害もあって敗戦に終わった。

　この日、リングに登場したマッキンタイアは「レッスルマニアでは臆病者のCMパンクに不意打ちされた。ダミアン・プリーストもタイマン張る度胸がなくてキャッシュインなんかしやがった。そして次のロウで挑戦者決定4WAYマッチに入れられた。俺は男だから受け入れたが、CMパンクがまた俺の邪魔をして、ジェイ・ウーソが勝利を盗みやがった。臆病者だらけだ」と怒りを爆発。それでも「この困難の中、男らしく戦い続ける。次に狙うのはキング・オブ・ザ・リングだ」と宣言した。トーナメント制覇によって浮上のチャンスをつかみ取る構えだ。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。