【新日本】オレッグ大暴れ、社長も金的 棚橋&矢野&オレッグが拷問軍返り討ちでV1

『Road to レスリングどんたく 2024』東京・後楽園ホール(2024年4月23日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグvsEVIL&高橋裕二郎&金丸義信×

　オレッグが大暴れを見せると、棚橋社長もEVILを金的で制裁。矢野とともにHOUSE OF TORTUREを返り討ちにして、NEVER6人タッグ王座初防衛を果たした。

　棚橋&矢野&オレッグは4・14台湾大会で行われた新王者決定トーナメントを制して、NEVER6人タッグ王座を戴冠した。拷問軍のEVIL&SHO&金丸は決勝で敗れたものの、EVILは「俺の会社なんだから、俺がもう1回やらせろと言ったら決定」と理不尽に言い張り、リマッチを要求。SHOから裕二郎にパートナーを切り換えて、早くも再戦に臨んだ。

　試合冒頭からタイトル戴冠で自信を掴んだオレッグが見せ場。圧倒的なパワーを武器に、ショルダータックルなどで拷問軍をナデ斬りにして、「ボルチン」コールを巻き起こす。棚橋も続き、EVILが着る「PRESIDENT EVIL」Tシャツを強引に脱がせると、客席に投げ捨てた。

　その後、拷問軍は矢野に照準してペースを強奪。セコンドのディック東郷も介入し、一方的に暴行するが、嫌な流れを変えたのはオレックだった。前夜の前哨戦で苦汁をなめさせられた金丸をベアハッグで絞め上げる。介入を繰り返す東郷を抱え上げると、豪快に俵返しでぶん投げて制裁。金丸も何度もぶん回してから後方に投げ捨てた。拷問軍はなりふり構わず総出で巻き返すも、オレッグはEVIL&金丸をまとめてブレーンバスターで投げる離れ技を披露し、いい形で棚橋につなぐ。

　ここぞとばかりに棚橋は猛攻に出るが、金丸が場外でパイプイス攻撃を決めると状況は一変。裕二郎はインカレスラムで投げ飛ばして逸材を追い詰める。さらに、乱入した東郷がスポイラーチョーカーで首を絞め上げると、裕二郎はBIG JUICEの構えに。

　だが、矢野が飛び込み、拷問軍を翻ろうして金丸のウイスキーミストを裕二郎に誤爆させると、リング上は大混乱。混戦に乗じて、棚橋はEVILに金的攻撃を決めて報復する。ここがチャンスと、オレッグが金丸にカミカゼをズバリ。棚橋は一気にハイフライフローを投下して3カウントを奪った。

　拷問軍のお株を奪う金的攻撃で自身をニセモノ社長扱いしたEVILを制裁し、金丸に一気呵成にたたみかけた棚橋が激勝。NEVER6人タッグ王座を死守した。

　バックステージで棚橋と矢野はオレッグの急成長ぶりを絶賛。矢野が棚橋も「タケノコ」のように成長していると指摘すると、それを聞いた逸材は「俺たち今日からタケノコだ!」と気合いを入れ直した。さらに、矢野は“トオルとヒロシ”のトレードマークである学ランをオレッグにも作成すると予告。V2戦では3人揃っての学ラン姿が期待できそうだ。