クラブにとって贅沢な悩み
来季のレアル・マドリードはどちらを守護神に据えるべきなのか。今季途中より1番手となったのはアンドリー・ルニンだが、負傷しているティボー・クルトワのことも忘れてはならない。
ルニンの急成長が大きな収穫であることは確かで、先日行われたマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグではPK戦で大活躍。敵地でのPK戦は特別なプレッシャーがあったはずだが、ルニンは大舞台で戦うメンタリティも身につけた。
スペイン『Tribuna』は「レアルには2人の優れたGKがいるため、指揮官アンチェロッティは来季の選択へ頭痛の種を抱えている」と来季の人選に注目しており、今季の活躍ぶりを見ればルニンも捨て難い。
もちろんこれまでの実績ではクルトワが上だ。ベルギー代表での経験も豊富で、レアルでもスーパーセーブを連発してきた。
SNS上ではクルトワ、ルニンをそれぞれ支持する声がサポーターより出ており、サポーターの間でも意見は分かれるか。
「クルトワが戻ればルニンは数試合しか出場できないのではないか」
「クルトワがチームを何度救ってくれたのか」
「ルニンが1番手であるべきだと思う」
「ルニンのパフォーマンスを考えれば、彼は1番手になれるはず。彼が調子を落とし、クルトワが調子を上げない限りは」
果たしてGKの序列はどうなるのか。クルトワの場合は31歳の年齢も気になるところだが、いずれにしても贅沢な悩みだ。