top_line

あなたの語彙力が試される!
無料ゲーム「ワードパズル」で遊ぼう

「ちょっと強調しすぎ」レブロンがナゲッツとの再戦に騒ぐメディアを牽制「俺たちはこのチャレンジを楽しみにしているんだ」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

「ちょっと強調しすぎ」レブロンがナゲッツとの再戦に騒ぐメディアを牽制「俺たちはこのチャレンジを楽しみにしているんだ」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 現地時間4月16日のプレーイン・トーナメント初戦。ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンス第7シード決定戦でニューオリンズ・ペリカンズを110-106で撃破し、2年連続64回目のプレーオフ出場を決めた。

 その試合後、チームトップの23得点、9アシスト、3スティールを記録したレブロン・ジェームズは、ファーストラウンドで対戦するデンバー・ナゲッツについてこう口にしていた。

「相手はディフェンディング・チャンピオン。彼らは何が必要なのか理解しているし、勝ち方もわかっている。それにここ数年、ホームではものすごく支配的なプレーを見せている。あのチームにはMVP(ニコラ・ヨキッチ)、素晴らしいクローザー(ジャマール・マレー)がいる。ハイレベルな選手たちと、高いバスケットボールIQの持ち主、素晴らしいコーチがいるんだ」

 レイカーズは昨季のカンファレンス・ファイナルでナゲッツに4連敗を喫しスウィープ敗退。今季もシーズンを通して3戦全敗を喫しており、最後に勝利したのは2022年12月16日と、491日間も勝ち星から遠ざかっている。
  リーグ最高級のコンビ(ヨキッチ&マレー)を擁する王者ナゲッツに対し、レイカーズにもレブロンとアンソニー・デイビスという優勝を経験した超強力なデュオがおり、話題性は十分。チャンピオンと人気チームによるシリーズは昨季と同様に大きな注目を集めるだろう。

 もっとも、18日のチーム練習後、レブロンは「メディアがちょっとばかり強調しすぎていると思う」と冷静に語っていた。

「これはファーストラウンドのマッチアップなんだ。俺たちはポストシーズンを楽しみにしている。だけど俺は、これまでも再戦を楽しみにしてきたことはない。俺たちはこのチャレンジを楽しみにしているんだ」

 レイカーズはレブロン、デイビスとともに昨季のナゲッツとのシリーズで平均2桁得点を奪ったオースティン・リーブスと八村塁が健在。ベンチメンバーには変化があったとはいえ、今季はスペンサー・ディンウィディーやトーリアン・プリンス、ゲイブ・ヴィンセント、ジャクソン・ヘイズといった実力者が控えている。

 チーム有数のペリメーターディフェンダーとして知られるジャレッド・ヴァンダービルトをはじめ、クリスチャン・ウッド、キャム・レディッシュが20日のシリーズ初戦からコートに立てるかは微妙だが、名門がリベンジの機会を窺っているのは間違いない。 アップセットを狙うレイカーズにとって、カギを握る選手の1人がディアンジェロ・ラッセルだろう。昨季のシリーズではディフェンス面で狙われ、最後の2戦では計7得点と沈黙。シリーズ平均6.3点、3.5アシストにフィールドゴール成功率32.3%、3ポイント成功率13.3%に終わっていた。

 一方で今季はチーム3位の平均18.0点に6.3アシスト、3ポイント成功率は自己最高となる41.5%の高確率でチーム最多の平均3.0本を沈めてきた。ペリカンズとのプレーイン・ゲームでも21得点、6アシストをマークし、ショットが不調だった2枚看板を見事にカバーしている。

 ナゲッツとのシリーズに向けて、ラッセルは「ニューオリンズ戦の時と同じ。新たに何かを準備することはない。ポストシーズンでどこが相手になろうと、僕らはシーズン中ずっと準備してきた。確かに、周囲はデンバーとD-Lo(ラッセルの愛称)ということで大騒ぎしているけど、僕は彼らとやり合う準備ができている」と意気込んでいた。
  ラッセルの意見にはレブロンも同調する。

「俺たちはすべての面で向上しなきゃいけない。それはもちろん、俺たちの相手が素晴らしいチームだからだ。チャンピオンシップを勝ち獲ったチームだし、ビッグゲームを何度も経験してきたから、試合終盤で勝ち切るために必要なことも熟知している。だからこそ、俺たちは48分間、あるいはそれ以上、統制が取れたゲームをしていかないといけない」

 相手は連覇を狙う王者で、昨季と同様にホームコート・アドバンテージを保持している。レブロンは「チャレンジになるだろう。だがそれこそまさにポストシーズンってやつだし、そうあるべきだ」と、挑戦者として臨む姿勢を見せていた。

 第2シードと第7シードの対決ではあるものの、ナゲッツとレイカーズのシリーズは昨年と同様に見応えのあるものとなりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

昨季ウエスト決勝の再戦!レイカーズを警戒するナゲッツ、主砲ヨキッチは「おそらく最もタフなシリーズになるだろう」<DUNKSHOOT>
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル