今週は、ジョージアから初めてやってきた貨物改修型の737や、日本初飛来となる中国からの新顔、陸上自衛隊の記念行事による基地での展示飛行などが話題になりました。直近の2024年4月12日〜18日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
4月12日・広島空港
全日本空輸(ANA) ボーイング787-10型機 「機体記号:JA984A」ANA国内線の新しい主力機787-10の3機目がデビューしました。3月27日に初号機「JA981A」、30日に2号機「JA983A」が就航しており、近日中に4号機「JA982A」もデビューする予定です。座席数は、プレミアムシート28席、普通席401席の2クラス合計429席で、国内主要幹線や羽田発着路線を中心に運航します。
4月13日・静岡空港
中国聯合航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-20A1」4月9日から運航を開始した、富士山静岡空港と中国・楡林とを結ぶインバウンド(訪日観光客)向け連続チャーター便。運航2日目は、初回と異なるカラーリングの機体が飛来しました。同社は特別塗装機も多く、今後の飛来が期待されます。
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4月13日・八戸航空基地
陸上自衛隊 UH-1J多用途ヘリコプター 「機体記号:41866」青森県の陸上自衛隊・八戸駐屯地で「創立68周年記念行事」が開催されました。同機やAH-1S対戦車ヘリコプター、OH-1観測ヘリコプターの訓練展示を披露。例年、9月ごろには陸・海・空の3自衛隊が参加する「八戸航空基地祭」も開催されています。
4月14日・関西国際空港
フンヌ・エアー エンブラエルERJ190型機 「機体記号:JU-1812」広告の後にも続きます
4月8日の成田空港への飛来に続き、モンゴルと関空を結ぶチャーター便が運航されました。塗装パターンの違う同機の日本への飛来は、初めてとみられます。
4月14日・築城基地・岡山国際サーキット
航空自衛隊 F-2A戦闘機 「機体記号:43-8527」2024 AUTOBACS SUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝日午前に、岡山国際サーキット上空でF-2戦闘機2機によるウェルカムフライトが行なわれました。「53-8531」と共に、福岡県の築城基地から参加しています。
【開幕戦岡山】F-2戦闘機2機による「Welcome Flight」が実施されるhttps://t.co/Wm4mfCkYXA#SUPERGT #スーパーGT #SUPERGT30th ✨ #岡山GT300km pic.twitter.com/lnIpNbEepT
— 【公式】SUPER GT (@SUPERGT_JP) April 14, 2024
4月14日・北熊本駐屯地
陸上自衛隊 OH-1観測ヘリコプター 「機体記号:32606」熊本県の陸上自衛隊・北熊本駐屯地にて「第8師団創隊62周年 北熊本駐屯地開設67周年記念行事」を開催しました。装備品展示のほか、訓練展示なども行われました。
4月15日・関西国際空港
瑞麗航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-1596」同日から大阪(関西)/無錫線に新規就航した瑞麗航空。日本初就航、また同社機の初飛来になりました。同社は中国国内線と中国と東南アジアを結ぶ路線に就航。保有機は737のみです。
4月16日・羽田空港
ドバイ・ロイヤル・エア・ウィング ボーイング737BBJ型機 「機体記号:A6-HRS」アラブ首長国連邦を拠点に、政府関係のVIP輸送を担う機体が飛来しました。737-700ベースのBBJはこの1機のみ保有しており、日本へは2019年4月以来の飛来とみられます。
4月16日・羽田空港
エア・カナダ ボーイング787-9型機 「機体記号:C-FVNB」4月上旬から運航を開始した特別塗装機「Congratulations / Félicitations」。機体左側(ポートサイド)は英語で、機体右側(スターボードサイド)はフランス語で、優秀社員を表彰しています。また、垂直尾翼にはその社員の名前とみられる文字が描かれています。早速、同日の羽田/トロント線で日本へ初飛来しています。