教員の長時間労働をめぐって、残業代の代わりに支給されている「調整額」を増やす案が示されましたが、現役の教員らは、抜本的な制度の見直しを訴えています。
【映像】現役高校教員の訴え
「（調整額増額の方向性について）教員や教員志望の学生の声をちゃんと聞いたうえで、撤回していただきたいと強く主張します」（現役の高校教員・西村祐二さん）
現役の教員らは会見で、残業代を支払わない代わりに月給の4％を調整額として上乗せする「給特法」の抜本的な見直しを訴えました。専門家会議では調整額を10％以上に引き上げる処遇改善案も示されましたが、給与の増額は長時間労働の是正には結び付かないとしています。
会見に参加した専門家らは、民間企業のように時間外勤務を管理する責任者の存在とそれに見合った給料が支払われる仕組みが無ければ、厳しい現状を変えることはできないと指摘しています。（ANNニュース）
