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早朝の運動、間違った方法で筋力低下&脳梗塞のリスクも 注意点を整形外科医に聞く

オトナンサー


早朝に運動してもOK?(写真はイメージ)

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 早朝にランニングやウオーキングをしている人を見掛けることがあります。朝は、普段忙しい人でも比較的運動に取り組みやすい時間帯だといえますが、早朝の運動は健康上問題ないのでしょうか。早朝に体を動かしたい場合、どのような運動がお勧めなのでしょうか。

 早朝に運動するメリットや注意点について、「つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック」(東京都目黒区)院長で、ラグビー日本代表のチームドクターを務めた経験がある、整形外科医の中谷創さんに聞きました。

起床してから30分以内の運動はNG

Q.そもそも、早朝に運動をしても問題ないのでしょうか。メリットも含めて、教えてください。

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中谷さん「『早起きは三文の徳』といわれているように、早起きには健康的な生活を送る上でのメリットがたくさんあります。人間の睡眠には自律神経が影響しており、リラックス状態をつかさどる副交感神経と覚醒・興奮状態をつかさどる交感神経が関与します。早起きをしてゆっくりとした時間を確保することで、自律神経の調整に時間をかけることができます。

睡眠でリラックスした状態から覚醒した状態になるには、リラックスした副交感神経から活動性の交感神経に自律神経のスイッチを切り替える必要があります。早朝に適度な運動をすることで、このスイッチの切り替えをスムーズに行うことができ、1日の良いスタートを切ることができます。

また、早朝に多く出る『副腎皮質ホルモン』などの作用により、脂肪や糖を効率よく使うことができるようになるため、ダイエットにも効果的と考えられます。早朝に運動をする人は、1日のエネルギー代謝が良いという研究のほか、食欲の低下により、体重の減少につながる可能性を指摘する報告もあります。

早朝に運動をするために日光に当たることで、睡眠ホルモンの『メラトニン』が抑制される一方、脳を覚醒させる『セロトニン』(通称:幸せホルモン)の分泌が促進されます。そのため、1日を活発に過ごすことができるようになります。睡眠ホルモンのメラトニンは、目覚めてから14~15時間後に分泌が始まるため、早朝の運動は睡眠リズムの安定にも効果があります。

日光には、体内でビタミンDを生成する作用もあります。ビタミンDには骨粗しょう症を予防する効果やセロトニンを調節する作用などもあるため、15~30分程度の日光浴を兼ねた運動がお勧めです」

Q.では、早朝に運動をする際の注意点はありますか。

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