お薬手帳は所有した方がよい?
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病院や薬局などで薬を処方してもらう際に、「お薬手帳を持っていますか?」と聞かれることがあります。持っていなくても薬を受け取ることは可能ですが、お薬手帳を所有した方がよいのでしょうか。お薬手帳を持つメリットや便利な活用方法について、薬剤師の真部眞澄さんに教えていただきました。
手帳持参で薬代が安くなる場合も
Q.お薬手帳はどこで受け取ることができますか。
真部さん「お薬手帳は全国の調剤薬局や医療機関でもらうことができます。お薬手帳の有無を聞かれたら、『ください』と申告すれば無料で受け取れますよ。
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また、対応している薬局では、アプリでお薬手帳を利用することもできます。スマホから簡単にお薬の情報を管理・確認できるので、利用したい場合はかかりつけの薬局で確認しておきましょう」
Q.お薬手帳を使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
真部さん「複数の医療機関を受診し、薬を処方されていると、薬の種類によっては同時に服用するのを避けたいものもあります。そこで、お薬手帳によって、『いつ、どこで、どのような薬を処方されたか』を確認できるようになり、飲み合わせによる相互作用のリスクを避けられるようになります。
また、お薬手帳を利用することで、少額ですが医療費を安く抑えることができます。お薬手帳を持参の上、3カ月以内に同じ薬局から薬を処方されると、お薬代が3割負担で40円ほど割安になる場合があります」
Q.お薬手帳の便利な活用法について、教えてください。
真部さん「処方薬の記録は薬剤師が担当しますが、もしサプリメントや市販薬を定期的に服用する人は、自分でメモ欄などに情報を記載しておくと、より飲み合わせのリスクが減らせますね。