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小島健が濃厚シーンに挑戦!ドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」

HOMINIS

2019年2月に関西ジュニアのメンバーで結成された男性アイドルグループ「Aぇ! group」。結成当初から高い人気を誇っていた彼らが、いよいよ今年5月15日(水)、CD「《A》BEGINNING」を発売し、本格デビューを果たす。4月にはファンクラブが発足し、5月25日(土)から始まる全国8大都市を回るアリーナツアーの開催も発表されるなど、今後の活躍から目が離せない。

そんな「Aぇ! group」のデビューに先駆けて、大いに注目を集めたメンバーと言えば、リーダーを務める小島健だろう。2023年10月~12月に放送されたドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」では、自身初の連ドラ主演を果たした。

小島健が濃厚なラブシーンにも挑む

(C)ましい柚茉/小学館/「帰ってきたらいっぱいして。」製作委員会

注目するべきは、その内容だ。「地上波ギリギリ」と評されるほどの濃厚ラブシーンがてんこ盛りの同棲ラブストーリーで、小島自身もインタビューで「Aぇ! groupのメンバーが出演した作品では過去イチで攻めてる作品」と語っている。濃厚なシーンはもちろん、アイドルが本作に挑んだというところがポイントだった。

(C)ましい柚茉/小学館/「帰ってきたらいっぱいして。」製作委員会

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小島が演じるのは、外見も仕事の能力もハイスペックでありながら、女性関係においては「クズ男」と評される主人公・高城直哉。女性にモテモテで、相手をとっかえひっかえという状況だ。もう1人の主人公は、浅川梨奈が演じるTL(ティーンズラブ)漫画家・福永朱音。恋愛経験値がほぼないため、TLのアイディア出しに苦しんでいて、仕事柄なのか性格なのか、すぐにエッチな妄想を爆発させる癖がある。

物語は、朱音が新規連載を目指しTL漫画にチャレンジするところから始まる。アイディアがまとまらず朱音が喫茶店で苦悩していた時、同じ店にいた直哉の席に女性が現れ、他の女性と寝ていた写真を見せた上、コップの水を頭からかけるという修羅場に発展する。女性はそのまま帰ってしまうが、朱音にはヒラメキがあり、漫画の登場キャラを「クズ男」にすることに。そしてこの出会いがきっかけで、恋愛ベタな朱音が直哉をTL漫画の”参考資料”にするべく、同棲を始める。

小島の演技に注目してみると、女性に水をかけられている時はもちろん、少し痛ましげな表情で髪をかきあげる仕草もカッコいい。追い込まれた自分の現状を説明する朱音のことを、心を寄せるような眼差し見つめたり、一緒に暮らすことが決まった後に「よろしくね」と語りかける時の爽やかさだったりと、文句のつけようがないほど決まっている。

(C)ましい柚茉/小学館/「帰ってきたらいっぱいして。」製作委員会

イケメンぶりを発揮するだけでなく、小島はシーンごとの雰囲気も上手く作り出している。例えば第2話では、アイスを食べて至福の表情になる朱音を見て、自分も幸せそうな表情になったり、第3話では「やっぱりこんな関係、よくないかなぁって」と言った朱音に、圧のある真顔で壁ドンしたり、第4話で朱音が本音を漏らした時に、嬉しさと照れが入り混じったような表情を見せたりもする。

そしてそんなシーンを見るたびに、「直哉は本当にクズ男なのだろうか?」とも思えてくるのだ。実は第1話のラストに、直哉が「俺はもう誰も好きにならない」と悔しそうにつぶやく回想シーンが挿入される。そういったシーンと小島が演じる直哉を見ていると、過去に何があったのか、直哉は根っからの「クズ男」なのか、そうでないならなぜ「クズ男」になったのか、その胸の奥にあるものがつい気になってしまうのだ。

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