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CLバイエルン戦の冨安健洋、ザネへの対応には「ほとんど封じ込めた」「速さに苦戦した」と評価は二分! 失点時のプレーへの苦言も…

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CLバイエルン戦の冨安健洋、ザネへの対応には「ほとんど封じ込めた」「速さに苦戦した」と評価は二分! 失点時のプレーへの苦言も…(C)THE DIGEST
 現地時間4月17日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のセカンドレグで、アーセナルはバイエルンに0-1で敗れ、合計スコア2-3で敗退を喫した。

 敵地アリアンツ・アレナでのリターンマッチ、63分にジョシュア・キミッヒのゴールを許した「ガンナーズ」は、このビハインドを覆せないまま試合終了を迎え、クラブ史上初の欧州制覇の夢は、今回も道半ばにして潰えることとなった。

 この試合で冨安健洋は、左SBとしてスタメン入り。なんとアーセナルでは、2024年初の先発出場となったが、直近の2試合でヤクブ・キビオル、オレクサンドル・ジンチェンコという同ポジションのライバルがいずれも苦戦して試合結果に少なからぬ影響を与えてしまっており、ミケル・アルテタ監督にとっても待望の復帰であった。
  86分にエディー・ヌケティアと交代するまで、ボールタッチ43回、パス27本(成功24本)、キーパス1本、ドリブル2回(成功2回)、タックル4回(成功3回)、ボールロスト2回、ファウル1回というスタッツを記録した背番号18は、ファーストレグでキビオルを翻弄したレロイ・ザネをしっかり封じ、また高い位置でのボール奪取で攻撃にも貢献するなど、存在感を示した。

 現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点の「6」を与え、日刊紙『Mirror』は「冨安に対しては、ザネを抑えられるという期待があった。15分過ぎに対応が遅れ、ザネの侵攻を許したが、カバーに入ったチームメイトが脅威を防いだ。この起用は残りのシーズンを考慮してのもので、冨安は信頼に足る能力を示したと言えるが、アルテタ監督がどう考えているかはまだ分からない」と綴った。

 ただ『Mirror』紙は、元スコットランド代表選手で現在はコメンテーターを務めるアリー・マッコイストの「(キミッヒの決勝ヘッドの場面で)アーセナルはDFが3人いた。そのうちのひとりが冨安であり、彼はキミッヒをマークするべきだったが、シュートを許してしまった」という指摘も紹介している。 一方、『Daily Mail』紙は、記事の中で「冨安のリスクが報われる」と見出しを打ち、「冨安の先発は昨年12月2日以来のことで、彼の起用はリスクが伴うものだった。しかし、最近の試合を見ると、左SBのポジションは注意深く対処する必要があることが明らかであり、冨安が起用された理由は十分に理解できた」と、その起用は妥当だったことを強調した。

 同メディアの採点はチーム2番目の「7」で、寸評も「左サイドで存在感を示した。相手は彼のサイドへの攻撃が難しいと感じていた」とポジティブなものに。『Evening Standard』紙も、「昨年12月初め以来となる先発出場の一戦で、堅実なパフォーマンスを披露。ほとんどザネを封じ込めた」と称賛し、採点は同じく「7」で、こちらはチーム最高タイとなっている。

 続いて、スポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』は、一転して全体的に厳しい評価となり、その中で冨安の採点は「5」止まり。寸評も「ザネとの対戦という難しい任務を与えられ、ドイツ人の速さに苦戦した。最終的には、アーセナルがゴールを狙うために交代を命じられた」とネガティブなものとなった。厳しい評価はドイツの日刊紙『Bild』も同様で、「1~6(小さいほど良い)」の採点で及第点以下の「4」とした。
  サッカー専門サイトでは、『90min』の採点は「6」で、「序盤から第3の深めのMFに移行。ザネに対しては少々苦労した」と記述。対して、『football.london』は同採点ながらも、「ザネとの対戦ではほとんどの場面で本当に良い仕事を果たし、ファーストレグで危険だった選手を沈黙させた。しかし攻撃では、望んでいたほど前に出ることはできなかった」と、守備面に限定して賛辞を贈っている。

 最後に、アーセナルのクラブ専門サイト『PAIN IN THE ARSENAL』は「6.5」を付与し、「最初はザネへの対応に苦戦したが、冨安は落ち着きを保ちながら、素晴らしいパフォーマンスを見せた。1対1の守備は良かったが、一方で攻撃面での貢献はそれほど多くはなかった」と、日本代表選手のプレーを振り返った。

構成●THE DIGEST編集部

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